来年いよいよ始まる新NISA。何が得なのかさっぱりわからない人も多いはず。識者によると男性に比べ長生きする女性こそすぐにでも始めた方がよいという。小誌ベテラン記者も口座開設からやってみた新NISA入門。

「NISAが、来年から変わるらしいけど、取材してもらえない?」

 デスクからそう命じられた小誌記者(48)。「投資」とは無縁の人生を送ってきたが、この物価高、そして「老後」が視野に入って来て、そうは言っていられなくなった。

 NISA(少額投資非課税制度)とは、国内外の個別株や投資信託を売却した際の利益や、保有中に得られる配当金が非課税となる制度。約20%の税金が不要になり、とてもお得だ。

 このタイミングで、取材がてらNISAを始めようと考えた。せっかくなので趣味はチョコザップと健康診断という妻(50)を「僕より長生きするだろうから、一緒に始めてみない?」と誘ってみると、大乗り気である。

「新制度はさらにお得」というが、何が変わるのか。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏に聞いた。

「現行のNISAには投資信託が中心の『つみたてNISA』と上場株式やETF(上場投資信託)なども扱う『一般NISA』があり、どちらかを選ぶ必要があります。『つみたて』の年間投資枠は40万円までで、非課税保有期間は20年間。『一般』は年120万円までで5年間でした」

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source : 週刊文春 2023年11月2日号