(1957年、北海道生まれ。漫画家。高校卒業後、会社員として働きながら執筆を行い、80年、「月刊OUT」掲載の『ざ・ライバル』でデビュー。『究極超人あ〜る』(85)、『機動警察パトレイバー』(88)など多くの作品を発表。現在、「ビッグコミックスピリッツ」で『新九郎、奔る!』を連載中。)
『究極超人あ〜る』『機動警察パトレイバー』などの代表作を持つ、漫画家のゆうきまさみさん。『白暮のクロニクル』は画業43年にして初の実写映像化が決定、2024年にWOWOWで放送予定だ。
1957年12月19日、北海道札幌市生まれ。ゆうきさんが2歳の時、一家は東京・東中野へ引っ越し、その後は千葉に居を構えた。
父は会社員、母は専業主婦です。7つ下の弟が生まれ、僕が小学校2年生の時に千葉の市川に引っ越しました。部屋が余っているということで、父親が勤めていた会社の社長の家に居候することになったんです。ただ、2年ほど経ったところで社長が亡くなったか何かで、出て行かなくてはいけなくなってしまった。次に住んだ家は、松戸市栗山です。東中野の頃と同じ平屋で、台所に六畳と四畳半の狭い家でしたが、お風呂がついていたのが嬉しかった。どの部屋も縁側が庭に面していて日当たりがいいし、庭も広い。犬を2頭飼いしていた時期もありました。うちの両親は無趣味なタイプだったんですが、犬の面倒を見ることが唯一の趣味だったんです。
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source : 週刊文春 2023年12月14日号