【前回までのあらすじ】別府で写真館を営む外山英雄、美紀子の元に生まれた美月。英雄の死後、その後輩である林田が家に出入りするようになる。林田は疫病神だった。美月が小学三年生の時、林田が大阪で金を持ち逃げし、それを追ってきたという小川和枝が写真館に現れる。和枝の振る舞いは常軌を逸していて、ケジメをつけろと一家を恫喝し、家自体を乗っ取ってしまう。
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source : 週刊文春 2024年4月11日号