【前回までのあらすじ】美月の大分県別府市の生家は、父・英雄の死後、小川和枝という高利貸しの女に乗っ取られた。母・美紀子はキャバレーで働かされ、家の中は和枝と、世話係のエリコ、その娘のサヤに牛耳られてしまう。サヤは頼りない実母より、強い“偽母”に懐いていた。そんなサヤを叱ったエリコに和枝は理不尽な暴力を振るい、美月はその様をただ見ていた。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年4月18日号