【前回までのあらすじ】美月の別府の生家は、父・英雄の死後、小川和枝という高利貸しの女に乗っ取られた。ある夕食時、美月が出した白米の茶碗に髪が一本入っていた。「おまえ、ちょっと髪長いな」和枝は問答無用で美月の髪をバリカンで刈り上げた。これまで必死に理不尽に耐えてきた美月は逃げることを決心。母・美紀子が働かされていたキャバレーに飛び込む。
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source : 週刊文春 2024年4月25日号