缶詰製造大手・いなば食品をめぐる激震がおさまらない。
これまで「週刊文春」では3度にわたり、缶詰製造大手・いなば食品の抱える数々の問題を報じてきた。
4月11日発売号では、静岡県での勤務を予定していた一般職新入社員が相次いで入社拒否をしていたこと、4月18日発売号では、社長夫人・稲葉優子会長(54)による会社の私物化の実情や、焼鳥缶を製造する工場で保健所の許可なく操業していた「食品衛生法違反」を報じた。
そして現在発売中の「週刊文春」では、優子会長と稲葉敦央社長(70)の自宅で飼育されているペットに対するネグレクト、虐待の実態を詳報している。
第1弾の報道以来、「週刊文春」にはいなば食品の現役社員、元社員、関係者から様々な情報が寄せられている。なかでも群を抜いて多いのが、敦央社長が社内に宛てて送る異様なメールのリークである。その一端を紹介しよう。
「ウクライナは敗戦する」「死をもって国民にお詫びをすべき」
“ボロ家ハラスメント”報道直後、役員会を終えた敦央社長は、全社員に向けてこんなメッセージを送った。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル