今年3月に警視庁の大規模な家宅捜索が行われ、いま大きく揺れている名門・東京女子医科大学。捜査理由は「勤務実態がない元職員に対して約2,000万円の報酬を支払った特別背任(一般社団法人法違反)」とされていますが、東京女子医大の“疑惑のカネ”を追求し続けるジャーナリスト・岩澤倫彦氏は「これは疑惑の一端にすぎない」と語ります。一体何が起きているのか――。岩澤氏の特集記事で振り返ります。

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「いつ事故が起きても不思議ではない」名門・東京女子医大が“存続の危機” 理事長“女カルロス・ゴーン”の「疑惑のカネ」《内部資料入手》

 

 都民の命を守る東京女子医科大学病院が、いま存続の危機に立っている。医師・看護師らの大量退職が続き、毎月2億円を超すペースで赤字が出ているのだ。

 

 この危機を招いたとされる“女帝”理事長の公私混同、そして元宝塚スター親族企業らが関係する「疑惑のカネ」を徹底追及する──。

 

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「疑惑のカネ」を告発した職員を懲戒解雇 東京女子医大内部監査室は「まるで秘密警察」

 

 医師・看護師らの大量退職が続き、毎月2億円を超す赤字が出ている東京女子医科大学病院。名門病院の凋落を招いたとされるのが“女帝”理事長・岩本絹子氏(75)の経営方針だ。彼女の公私混同と、元宝塚スター親族企業も関係していた、3つの「疑惑のカネ」について全貌を明らかにする。

 

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 東京女子医科大学病院の「ICU崩壊状態」を招いた、患者の命を軽視した経営方針と恐怖政治

 

 集中治療科の医師9人が一斉退職することが決まり、ICU(集中治療室)が事実上の崩壊状態になる、東京女子医科大学病院。9月から移植など高度な外科手術がストップするなど、東京都民の命が脅かされる可能性が高い。取材の結果、患者の命を無視した経営方針と、職員の医師たちを恐怖で支配する女子医大の異常な実態が見えてきた。

 

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 《東京女子医の闇》医療ミスによる死亡事故がICUで発生! “杜撰な安全体制”が招いた悲劇「集中治療の専門医不在」「基本的な手技だが簡単な処置ではない」「若手の教育体制が欠落」

 

「最も恐れていたことが現実となりました。集中治療の専門医が対応していれば、患者は死なずにすんだかもしれません」(女子医大・医師A)

 

 東京女子医科大学病院に救急搬送された60代の男性が、ICU(集中治療室)での医療ミスが原因で死亡する事故が起きていたことが、関係者の内部告発で明らかになった。専門医が一斉に退職した後、安全性に重大な欠陥を抱えたまま運営されていた女子医大病院のICUで一体何が起きたのか? 集中治療の権威である福家伸夫氏(帝京大学名誉教授)の解説を中心に、ずさんな安全体制と死亡事故の本質的問題に迫る。

 

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「巨額のカネを不正に流用した『背任罪』の疑い」東京女子医の“女帝”が警視庁に刑事告発された!

 

 専門医不在のICU(集中治療室)で、医療ミスにより患者が死亡した東京女子医科大学病院。岩本絹子理事長の専横的な大学運営によって、医師や看護師の大量退職が起き、医療の質や安全性が大きく低下するなど、危機的な状況に陥っている。

 

 こうした中で、岩本理事長が巨額のカネを不正に流用した「背任罪」の疑いがあるとして、警視庁に告発されていたことが分かった。告発人となったのは、OG(卒業生)の女性医師たち。今後、事件として立件されるのか、元検事の落合洋司弁護士が解説する。

 

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「パワハラは日常茶飯事」東京女子医の女帝に仕える“謎の側近”に流れた「疑惑のカネ」を徹底追及!「労働者派遣法違反の可能性が高い」不法な“業務委託”のカラクリとは

 

 高度医療と安全体制が崩壊して、存続の危機に立っている東京女子医科大学。国内トップレベルの医師に約束していた金額分の給与支払いを拒み、退職に追い込むなど不可解な対応が目立つ。

 

 その一方で、岩本絹子理事長は自身の側近2人に破格の給与を与えるため、違法な契約を交わしていた可能性が浮上した。学内でかねてから問題視されていた謎の側近2人の正体、そして新たに判明した「疑惑のカネ」についてお伝えする──。

 

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《深層スクープ》東京女子医大に“診療報酬の不正請求”疑惑!「ICU死亡事故で厚労省が“緊急調査”」

 

 医療ミスで患者が死亡した、東京女子医科大学病院(東京・新宿区)のICUについて、「医師の勤務記録に不備がある」と、厚生労働省の立ち入り調査で指摘されたことが分かった。

 

“ICUの管理日誌に、医師が何時から勤務しているかの記載が抜けている”、“管理日誌がなかった日もある”など、定められた記録がなく、診療報酬の不正請求にあたる可能性が高いという。患者の命を守る“最後の砦”であるICUの杜撰な管理実態を追及する。

 

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《独占スクープ》「背任罪で捜査開始へ」東京女子医大理事長に対する告発状を警視庁が受理!

 

 東京女子医科大学の岩本絹子理事長をめぐる「疑惑のカネ」が背任罪にあたるとして、OG(卒業生)の有志が警視庁に提出していた告発状が、3月27日に正式に受理されたことが関係者の取材でわかった。

 

 元検事の落合洋司弁護士によると、告発状が受理されたことによって、警察の本格的な捜査が始まるという。「疑惑のカネ」は解明されるのか、今後の展開を探る。

 

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《東京女子医の闇》女帝・岩本絹子理事長をめぐって“新たに疑惑のカネ1600万円”が浮上!「大学と不動産会社ぐるみの偽装仲介か? 警視庁捜査の行方は…」

 

 警視庁捜査2課が、東京女子医科大学の岩本絹子理事長をめぐる「疑惑のカネ」を捜査しているなか、新たに「第4の疑惑」が浮上した。

 

 附属病院の移転で荒川区に土地を売却した際、不動産会社に約1600万円の仲介手数料が支払われたが、その不動産会社は本来の仲介業務をしておらず、女子医大と不動産会社ぐるみの“偽装仲介”の可能性があるのだ。

 

 経営の迷走によって深刻な医療崩壊に直面している女子医大の裏で、密かに行われていた土地取引の「闇」を追った──。

 

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 東京女子医大の闇   ついに家宅捜索「女帝」と謎の側近2人が絡んだ疑惑のカネ

 

 嵐のような強い風雨が吹き荒れた、3月29日の午前8時30分、東京女子医科大学(東京・新宿)に、約30人の捜査員が次々と入った。同時刻、東京・江戸川区の岩本絹子理事長(77)の自宅にも、多くの捜査員が入っていた。

 

 関係者によると、警視庁捜査二課が一斉に家宅捜索を行ったのは、10箇所以上におよぶ。今回の容疑は、東京女子医大の同窓会組織「至誠会」の元事務長の男性(55)が、勤務実態がない元職員の女性(51)に対して、約2,000万円の報酬を支払った、特別背任(一般社団法人法違反)だという。

 

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疑惑のダミー会社と女帝をつなぐ「第三の女」と白ベンツ

 

 女子医大の女帝とダミー会社をつなぐ、「第三の女」と白ベンツの正体とは? これまで隠されていた「疑惑の女たちの関係」を、独自取材でスクープする。

 

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source : 週刊文春