「週刊文春」の報道に端を発し、いまだ大きな波紋を広げるダウンタウン・松本人志の問題。後輩芸人による「上納システム」を報じた記事の反響は大きく、続々と証言者が現れました。第一報から半年を迎える今、「週刊文春」の特集記事で振り返ります。

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《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松本人志(60)と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」

 

「物凄いVIPとの飲み会だから」と後輩芸人から高級ホテルに呼び出された女性たち。そこに現れたのはTシャツ姿の松本だった。「日本の法律は間違ってる。なんで俺が嫁を何人も持てへんのや」。そして、隣のベッドルームで2人きりにされると……。

 

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松本人志「SEX上納システム」3人の女性が新証言《恐怖のスイートルームは大阪、福岡でも》

 

 後輩芸人が自身の立身出世のため、松本人志に女性を“献上”するSEX上納システム。女性を“モノ扱い”するかのような所業は長年にわたり、恒常的に行われてきた。前号で告発した2人に続き、新たに3人の女性が自らの体験を明かす。

 

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《新証拠入手》6、7人目の告発者が…松本人志「ホテル室内写真」と「女性セレクト指示書」

 

 女性たちの告発に〈事実無根なので闘いまーす〉と言ったきり、ダンマリを決め込む松本人志。だが、さらなる告発が相次ぎ、お笑い界のSEX上納システムの実態が明らかになってきた。そしてついに決定的な証拠が――。

 

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松本人志氏の提訴に関して「週刊文春」編集部がコメント

 

 1月22日、吉本興業は、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏(60)が株式会社文藝春秋ほか1名に対し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起したと発表しました。

 

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「松本人志さんから19歳の夏に…」元タレントが実名顔出し告発

 

 松本さんとの食事会に参加すると、二次会はマンションの1室に。後輩芸人に「はよ行け!」と寝室に連れていかれました。ベッドの端に座ると、松本さんが近づいてきて……。気付けば「お母さん、助けて!」と泣きながら電話していました。

 

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 《10人目の新証言》松本人志「私の顔を無理やり下半身に…」マッサージ店での暴挙を女性店員&夫が告発

 

 大河女優も通う有名マッサージ店に偽名で松本が来店し、“事件”は起きた。施術室から泣きながら飛び出してきた新人店員。松本は「気分悪いわ、もうええ!」と激怒して退店した。ところが翌日も、別の女性店員に迫って…。心に傷を負った彼女は心療内科に通い、ついに警察に相談した。

 

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 《11人目の新証言》松本人志「大阪で銀行員と…」 女性たちが猛反論!「SEX上納システムはある」

 

 当の本人はダンマリを決め込み、弁護士に丸投げする一方で、後輩芸人たちは中立を装いながら松本擁護の論陣を張る。曰く「単なる飲み会」「上納システムはない」。そんな呆れた主張に告発女性たちが再び声を上げた――。

 

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 《実録・松本人志》なぜ「笑いの天才」は「裸の王様」になったか【尼崎〜心斎橋〜六本木・総力取材】

 

 お笑い界に革命をもたらした松本人志。なぜ彼は自身をとりまく歪な状況に気付かず、女性たちから告発されるに至ったか。天才と呼ばれた男が「裸の王様」と化すまでの道程を尼崎、心斎橋、六本木と総力取材で追った。

 

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松本人志「5.5億円訴状」を公開する《「無罪請負人」弘中弁護士、伊藤詩織さんの代理人が解説》

 

 訴状で松本は「客観的証拠は存在しない」と言い、「一方的な供述」による「極めて杜撰な取材」と主張する。他方、専門家からは、性的行為の有無を巡る“不明瞭さ”や、金額の算定根拠への疑問も――。告発者A子さんは、3年半前に取材を受けてからの経緯を初めて明かし、証言台に立つ決意を語った。小誌は今後も、巨額訴訟に萎縮することなく取材を続けていく。

 

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 松本人志 vs. 告発女性「すべての疑問に答える」《あの女衒芸人は小誌取材に「謝礼は?」》

 

 昨年末、第1弾の記事が出るなり大反響を呼んだ松本問題。さらに松本がテレビから姿を消すと、小誌への批判の声も湧き起こった。3月28日からの裁判を前に取材手法から「書き得」批判まで、すべての疑問に答える。

 

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「松本人志さん、真実を話して」A子さん独占手記《3・28裁判》

 

 告発以降、「金目当て」「虚言だ」と罵詈雑言を浴び、身元特定を匂わす嫌がらせも。眠れない日々が続きました。でもようやく真実を公にできた私は負けません。何度でも証言台に立ちます。どうか松本さんも、本当のことを話してください――。

 

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橋下徹「週刊文春は便所紙になるのか」|松本問題「私はこう考える」

 

 元大阪府知事・大阪市長の橋下徹氏(54)は、松本人志報道について「意義がある」と評する一方で、小誌には役割を問いかける。

 

「スキャンダルが面白い、それだけでいいのか?」

 

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江川紹子「ジャニーズ事件から学ばない日本メディア」|松本問題「私はこう考える」

 

「ジャニー喜多川氏の被害者や伊藤詩織さんが声を上げたことで、日本社会は変わってきたが、メディアはまだ変わっていない」

 

 そう嘆くのは、ジャーナリストの江川紹子氏(65)である。

 

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デーブ・スペクター「松本さんはアウト、文春もやり過ぎ」|松本問題「私はこう考える」

 

 松本人志が権勢をふるってきたテレビ業界では、どう受け止められているのか。アメリカ人放送プロデューサーでタレントのデーブ・スペクター氏は「あまり茶化せない空気ですね」と明かす。

 

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箕輪厚介「文春は“ネット生贄ショー”の旗振り役だ」|松本問題「私はこう考える」

 

「ペンの強さを知らず勘違いした裸の王様はお前だよ」。文春の報道姿勢について、SNSで一刀両断したのは、数々のビジネス本を世に出してきた幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏(38)である。「文春ファンだった」と言う箕輪氏に聞いた。

 

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和田秀樹「性被害の傷は一生続く」|松本問題「私はこう考える」

 

 松本人志の問題は、テレビ業界における腐敗の象徴と指摘するのは、『80歳の壁』(幻冬舎新書)などのベストセラーがある精神科医の和田秀樹氏(63)だ。「“性被害”に向き合わないテレビ業界に常々、怒りを感じている」と語る。

 

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鈴木涼美「松本さん追放には賛成できない」|松本問題「私はこう考える」

 

「モノのように扱われたと思わせない事後のケアがあったなら、複数人の女性から告発されることはなかったはずです」

 

 元日経新聞記者で小説『ギフテッド』『グレイスレス』が芥川賞候補になった作家、鈴木涼美氏(40)は、自身の経験から松本問題をこう読み解く。

 

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石井妙子「“文春”ではなく“女性の声”に向き合って」|松本問題「私はこう考える」

 

「被害を訴える女性の声に正面から向き合う、これしかないのではないか」

 

『女帝』などの著書があるノンフィクション作家の石井妙子氏(55)は指摘する。

 

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D・マクニール「ニッポンの芸能界は女性蔑視」|松本問題「私はこう考える」

 

 メディアが大騒ぎする松本の問題は、外国人ジャーナリストの目にはどう映ったのか。英エコノミスト誌元特派員で、聖心女子大学で教鞭をとるデイビッド・マクニール氏(58)は、ニッポン特有の芸能界とマスコミの歪な関係を指摘する。

 

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三浦基裕「スポーツ紙のコタツ記事が恥ずかしすぎる」|松本問題「私はこう考える」

 

「『週刊文春』が松本人志さんについて報じる度に、後追いするようにスポーツ各紙は、膨大な量の関連記事をネットにアップしています。ただ残念ながら、そのほとんどが報道と呼べる代物ではありません」

 

 そう語るのは2011年まで日刊スポーツ新聞社の社長を務めた三浦基裕氏(66)だ。

 

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辛酸なめ子「セコい、ダサい、男尊女卑」|松本問題「私はこう考える」

 

「時代が進み、世の中の価値観が変わったことに、彼は気付いていなかった」

 

 漫画家でエッセイストの辛酸なめ子氏は、松本への失望感をこう語った。

 

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水道橋博士「たけし軍団と松本軍団の違い」|松本問題「私はこう考える」

 

「女性をまるで献上品のように上納するシステムだと言われても否定はできない」

 

 漫才師・水道橋博士(61)は同じ芸人としての立場から、松本の認識の甘さを指摘する。

 

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荻上チキ「メディアが一丸となって調査すべき」|松本問題「私はこう考える」

 

 ジャニーズの性加害から宝塚歌劇団のパワハラ、そして松本人志の一連の問題。

 

 相次ぐ芸能界の不祥事について、評論家で社会調査支援機構チキラボ代表の荻上チキ氏(42)はこう提唱する。

 

「各事務所の一連の問題は、メディアが一丸となって調査するべきです」

 

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楠木建「吉本興業が犯した2つのミス」|松本問題「私はこう考える」

 

「事務所とタレントの関係性を考えれば、吉本興業の対応は完全な間違いだったと言わざるを得ない」

 

 企業の競争戦略を専門とする経営学者の楠木建氏(59)は、独自の視点から松本問題を読み解く。

 

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田嶋陽子「自分の娘だったら松本さんはどう思うの?」|松本問題「私はこう考える」

 

「上納システムは、まるで動物を追い込む“狩り”です」

 

 元参議院議員で女性学研究者の田嶋陽子氏(82)は、松本が開催していた飲み会を痛烈に批判する。

 

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松本問題では独自取材なし、専門家も呼ばず… 不思議の国のワイドショー|パオロ・マッツァリーノ

 

 つくづく思うのですが、テレビのワイドショーってのは不思議です。テレビドラマやアニメにはそれぞれ熱心なファンがいますが、各局のワイドショーを毎日録画してでも見るという熱心なワイドショーファンや、ワイドショーの魅力を熱く語る人には、いまだにお目にかかったことがありません。

 

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【編集長コラム】「書き得」なのは誰?

 

 こんにちは。いつもご愛読、ありがとうございます。  

 

 つい先日、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」から編集部にご連絡をいただきました。一連の松本人志報道についてのご依頼で、〈雑誌の売り上げに比べて名誉棄損裁判の賠償金が少額なケースが多いため、一部で出版社側の「書き得」との指摘をする声もありますが、そのような意見に対し、編集部としてどのように考えているかコメントをいただけないか〉というもの。同様の意見がネット上でも散見されることから、きちんと「週刊文春」の意見をお伝えしておこうと考え、こう回答しました。  

 

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【アーカイブ動画】週刊文春「松本人志報道」すべての疑問に答える!《会員限定イベント》

 

 芸能界のトップに君臨した「笑いの天才」は、なぜ自身をとりまく歪な状況に気付かず、女性たちから告発されるに至ったのか。巨額訴訟の内幕とは――。

 

 3月7日(木)19時~、この報道の背景や取材の裏側などについて、「週刊文春」編集部のメンバーが、読者の皆さまからいただいた質問にお答えする有料会員限定イベント『週刊文春「松本人志報道」すべての疑問に答える!』を開催しました。そのアーカイブ動画をお届けします。

 

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【記者日記】松本さんの取材で大変だったこと――ヤクザのケンちゃんを探して

 

「女と関係を持った松本を攫って吉本から金を取ろうという話になって、夜8時くらいにホテルまで行ったんや。松本は一向に現われなかったけど、そのうちXら後輩芸人が現れた。メンバーの一人がXをとっ捕まえて、車の後部座席にぶちこんだら、Xは反対側のドアを開けて逃げて行ったんや」(週刊文春2月22日号 『《実録・松本人志》なぜ「笑いの天才」は「裸の王様」になったか』より抜粋)

 

 冒頭からいきなり物騒なエピソードでごめんなさい。今回は、このカギカッコを書くために、僕らがどんな取材をしたのかを紹介したいと思います。

 

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【解説番組】松本人志“裁判”が開始「誹謗中傷が寄せられて」「そもそも記事を読んでいるのかな」告発女性A子さんと取材班が“世間の反応”に思うこと

 

 今週号の「週刊文春」では、松本氏からの行為を告発したA子さんの独占手記を掲載。告発以降、SNSを中心に誹謗中傷や「文春の記事は嘘だ」といった意見が寄せられた中、A子さんと取材班は一連の記事に対する世間の反応をどう受け止めてきたのか――。

 

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source : 週刊文春