直近の巨人の生え抜きの野手では高橋由伸外野手と阿部慎之助捕手(現監督)が、いずれも40歳でバットを置いている。

 そう考えるとこの12月に36歳となる巨人・坂本勇人内野手に残された時間は、まだ4、5年はあるはずだ。老け込むにはまだまだ早いということである。

 しかし今年の坂本を見ていると、状態はかなり深刻なように見える。特に6月は上半身と下半身がバラバラでバットが波打ち、まるで引退間近の選手を見ているようだ。月間打率は1割5分9厘まで落ち込んだ。

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source : 週刊文春 2024年7月11日号