「文春の報道を見て、私も声を上げることにしました。このクリニックは狂っています。問題は“クビ切り”だけじゃないんです」
こう語るのは、東京中央美容外科(TCB)の現役看護師だ。一体何が起きているのか。
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二重整形、脂肪吸引、シワやたるみの除去……。コロナ禍を経てますます拡大している美容整形市場。業界で第2位の地位を占めているのが、TCB(東京中央美容外科)だ。
「2014年12月に福島県で医師の青木剛志氏が創業。2023年9月には美容外科業界最速の8年9カ月で、全国100院を達成しました。24年2月期の売上高は680億円を突破し、SBC湘南美容クリニックに次ぐ大手クリニックに成長しました」(大手紙記者)
そんな“業界大手”に、異変が起こっている。今年入職した看護師たちが8月中旬になって一斉に“クビ切り”を通告されたのだ。看護師のAさんが明かす。
「本来であれば、6カ月の研修期間が終わって、10月1日から正社員として働けるはずでした。ですが8月になって突然、それまで存在も伝えられていなかった“謎のテスト”を受けさせられた。その数日後に『テストの点数が悪かったから』という理由で、9月末での契約満了(雇い止め)を言い渡されたのです」
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source : 週刊文春