週刊文春が報じた
兵庫県知事問題

斎藤元彦県知事に対する告発文書問題に端を発して、未曾有の混乱状態にある兵庫県政。
「週刊文春」が報じたスクープ記事とともに、これまでの経緯を振り返ります。

2024年 7

元西播磨県民局長の男性X氏が自死

斎藤元彦知事のパワハラやおねだり疑惑など兵庫県政が抱える7つの問題点を糾弾した文書。だが、文書の作成者である元西播磨県民局長の男性X氏は、兵庫県姫路市内の生家で自死を遂げた。彼を自死に追い込んだのは何だったのか——。
兵庫県知事・斎藤元彦(46)パワハラ告発 元局長を自死に追い込んだ「7人の脅迫者」 兵庫県知事・斎藤元彦(46)パワハラ告発 元局長を自死に追い込んだ「7人の脅迫者」
2024年 8

告発職員への「事情聴取音声」をスクープ

「週刊文春」は、斎藤氏のパワハラなどを告発する文書を作成した県職員X氏(故人)に対し、県側が行っていた事情聴取の音声を入手。音声には、斎藤氏の最側近である片山安孝副知事(当時)がX氏を強い口調で詰問する生々しい様子が録音されていた。
《斎藤元彦兵庫県知事パワハラ告発問題に新展開》告発職員への「事情聴取音声」独自入手! “抗議の自死”の3カ月前に強い口調で詰問 《斎藤元彦兵庫県知事パワハラ告発問題に新展開》告発職員への「事情聴取音声」独自入手! “抗議の自死”の3カ月前に強い口調で詰問
2024年 9

兵庫県議会 不信任決議案を全会一致で可決

メディア各社が連日のように“おねだり・パワハラ”疑惑を取り上げる中、兵庫県議会で提出された不信任決議案は全会一致で可決された。まさに四面楚歌——と思いきや、いまだ斎藤氏をかばう向きもあった。
《やっと辞職要求》斎藤元彦・兵庫県知事(46)をかばった維新議員を直撃! 《やっと辞職要求》斎藤元彦・兵庫県知事(46)をかばった維新議員を直撃!
2024年 10

斎藤氏の失職に伴う兵庫県知事選挙が告示

県議会の不信任決議に伴い、知事の職を追われた斎藤氏。出直し選には「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が出馬し、YouTubeや選挙演説などでX氏の個人情報を流出させ、SNSでは「メディアは真実を伝えない」とする言説が拡散され始めていた。
《期日前投票をめぐる衝撃データ》兵庫県知事選・斎藤元彦氏の「猛追」を支える“隠れサイトウ”県民たち
《期日前投票をめぐる衝撃データ》兵庫県知事選・斎藤元彦氏の「猛追」を支える“隠れサイトウ”県民たち
2024年 11

斎藤氏が出直し選挙で“劇的再選”を果たす

全会一致の不信任決議による失職から48日。告示前の下馬評を覆し、斎藤氏は兵庫県知事に再選した。「半年間、独りぼっちだった」と吐露した元知事は、SNSの熱狂を背景に111万人余の県民から信託を得た。
斎藤元彦・兵庫県知事(47)を待ち受ける独りぼっちの執務室《立花孝志が告白「政策に感銘は受けてない」、県議9割は“反斎藤”》 斎藤元彦・兵庫県知事(47)を待ち受ける独りぼっちの執務室《立花孝志が告白「政策に感銘は受けてない」、県議9割は“反斎藤”》
2024年 11

斎藤氏陣営に公職選挙法違反疑惑が噴出

11月20日に投稿されたメディアプラットフォーム「note」の記事。それは、筆者である兵庫県西宮市のPR会社『merchu』代表の折田楓氏が、斎藤氏を応援する公式SNSアカウントを作成・運用していたと“自白”する衝撃の内容だった。
“公選法違反”疑惑を生んだ斎藤元彦(47)とPR女社長「会議室の蜜月」《折田楓氏は知事肝いり3大会議に抜擢されて…》 “公選法違反”疑惑を生んだ斎藤元彦(47)とPR女社長「会議室の蜜月」《折田楓氏は知事肝いり3大会議に抜擢されて…》
2024年 12

兵庫県警と神戸地検が告発状を受理

県知事選挙での広報戦略における公選法違反疑惑をめぐり、神戸学院大の上脇博之教授と郷原信郎弁護士が提出していた告発状を兵庫県警と神戸地検が受理。折田氏への包囲網がじわじわ狭まる中、当の本人は疑惑噴出以降、貝になったまま。その背景には——。
斎藤元彦・兵庫県知事代理人がキラキラPR女社長に口止め工作していた 斎藤元彦・兵庫県知事代理人がキラキラPR女社長に口止め工作していた
2025年 1

百条委員会の委員・竹内英明元県議が自死

1月18日午後8時前。兵庫県姫路市のある住宅の前に、パトカーや救急車が止まった。変わり果てた姿で見つかったのは、元兵庫県議の竹内英明氏(50)。昨秋まで、県議会の百条委員会で斎藤氏の数々の疑惑を舌鋒鋭く追及してきた人物だった。
自死した元兵庫県議・竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄《故人は「もう立花氏には関わりたくない」と漏らしーー》 自死した元兵庫県議・竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄《故人は「もう立花氏には関わりたくない」と漏らしーー》
2025年 2

神戸地検と兵庫県警が折田氏の関係先を強制捜査

神戸地検と兵庫県警がメルチュへの強制捜査に踏み切った。週刊文春が入手したのは「中間総括報告書」と題された4万字近い文書。昨年の兵庫県知事選で再選した斎藤氏の選挙運動に、折田氏がどのように関与していたかが解析されていた——。
斎藤元彦知事とPR女性社長・折田楓 SNS解析記録を入手した!《当局も注目》 斎藤元彦知事とPR女性社長・折田楓 SNS解析記録を入手した!《当局も注目》
2025年 3

百条委員会と第三者委員会が調査結果を公表

元県民局長が訴えた「冷血の知事」の疑惑を調査してきた百条委員会。「告発者の特定は違法の恐れ」などと評価を下した一方、知事は自身の対応は適切だったとの主張を崩さない。週刊文春は、百条委の委員長を務めた奥谷謙一県議に単独インタビューを実施した。
百条委員会・奥谷謙一委員長が独占告白70分 「斎藤元彦知事が一言謝るだけで…」|短期連載「冷血の知事」特別編 百条委員会・奥谷謙一委員長が独占告白70分 「斎藤元彦知事が一言謝るだけで…」
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