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【特集】高校野球の夢と闇

「週刊文春」編集部
エンタメ スポーツ
 

 3月31日に決勝を迎える春のセンバツ高校野球。コロナ禍で制限も多いなか、出場校それぞれが“優勝”のために練習を積んでいる。だからこそ感動的なエピソードや思わぬジャイアントキリングにファンは熱狂してきたが、その裏で理不尽な暴力指導に苦しみ、野球から去ってしまう生徒もいる。その両面を報じた「週刊文春」の記事をまとめました。

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“父は元阪神選手”久慈愛「これがパパなの!?」 球児時代の父を初めて見た時の衝撃

 

 第95回記念選抜高等学校野球大会が3月18日より開催される。今回の“センバツ応援イメージキャラクター”を務めるのは久慈愛。彼女の父親は、東海大甲府高で甲子園に三季連続出場し、阪神などで活躍した久慈照嘉氏だ。

 

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甲子園優勝 名門校野球部の“飲酒喫煙”常習疑惑動画

 

 居酒屋の店内で「青りんごサワー、はい」とジョッキを手渡され、「ありがとうございます」と応じる声。黒い服を着た若者の手には電子タバコが握られている。実は彼、高校球界きっての名門、花咲徳栄高校野球部の3年生部員である。

 

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悲痛な「死ねまで言われたら」東海大菅生が隠す監督“暴言録”

 

〈ノックの最中の凡ミスを許さない。同じようなボーンヘッドを繰り返す選手には容赦なく怒鳴りつける〉

 

 これは東海大菅生高校野球部監督の若林弘泰氏(56)の著書『叱って伸ばす』(竹書房)の一節だ。だが、実際には「怒鳴りつける」レベルの指導ではなかった。

 

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【音声番組】甲子園常連の強豪 東海大菅生で“監督の体罰”告発 記事には書けなかった「酷すぎる暴力の数々」

 

 学生スポーツの暴力指導が問題視されている中、東京の強豪校として知られる東海大菅生高校野球部の若林弘泰監督(56)が部員に対して暴力をふるっていたとして、謹慎していることが「週刊文春」の取材でわかりました。若林監督による日常的な暴力行為に心を痛めた部員Aが両親に相談し、事態が発覚したといいます。常習化していたという体罰は、どんな形で行われていたのか? 現場を取材した柏木記者が解説します。

 

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バットで殴り…東海大菅生監督に暴力常習“告発”

 

「昨秋の東京大会で優勝し、春のセンバツ高校野球出場が確実視されていますが、監督の問題行為が発覚。いま部内が揺れています」

 

 こう告発するのは、東海大学菅生高校の野球部関係者である。

 

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西谷監督「やられましたわー」大阪桐蔭が泣いた最強の十字架

 

 大番狂わせを確定させる試合終了のサイレンが、甲子園球場に鳴り響いた。一刻あって、大阪桐蔭高校野球部の初代監督だった長澤和雄氏(72)のスマホに着信が入る。現任の西谷浩一監督(52)からだ。

 

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優勝候補・大阪桐蔭がまさかの敗退…涙の司令塔・松尾汐恩捕手の凄さ「すでに完成している」

 

 3度目の春夏連覇を狙った優勝の大本命は、まさかの逆転劇に散った。

 

 8月18日、準々決勝で下関国際高校と対戦した大阪桐蔭は初回、松尾汐恩捕手と、丸山一喜選手の連続タイムリーで2点を先制するも、同点に追いつかれること2度。五回途中から救援した前田悠伍投手が九回に逆転の2点タイムリーヒットを許し、ベスト8で敗退となった。

 

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「0-21 生駒高校の夏」あと1勝で夢の甲子園 その時、チームをコロナが襲った

 

 0-21。奈良県大会決勝は、決勝ではほぼ見ることのない大差となった。勝者は夏2度の全国優勝を誇る名門・天理高校。敗れたのは、県立生駒高校。大差がついたのは、生駒がスポーツ推薦もなく、春夏ともに甲子園出場経験もない、まったく無名の県立高校だったからではない。BA.5によって、ベンチ入りメンバー12名の変更を余儀なくされたからだった。「生駒高校の夏」は、どう終わったのか。監督、選手に聞いた。

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横浜高校野球部 退部選手の父が告白する「パワハラの中身」

 

 5月7日の朝9時半。西東京の室内練習場で黙々とティーバッティングを続ける丸刈りの球児がいた。180センチ、90キロの体格で、高校2年生ながらプロも注目するA君だ。実は彼は名門・横浜高校野球部を退部したばかり。原因は監督の“パワハラ”だという。

 

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大谷翔平 MVPで証明された「花巻東監督の凄い言葉力」

 

「当時は(目標が)ぶっ飛んでると思ったが、目指していたから必然だった」

 

 大谷翔平(27)のメジャーリーグMVP獲得に際し、こうコメントしたのが母校・花巻東高(岩手)の野球部監督、佐々木洋氏(46)だ。恩師は大谷の才能をどう開花させていったのか。

 

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甲子園 近畿4強独占を生んだ“大阪の巨人”への反骨

 

 長雨によって七度も順延し、コロナ感染で2校が出場辞退という異例ずくめとなった今夏の甲子園。優勝した智弁和歌山のほか、智弁学園(奈良)、近江(滋賀)、京都国際と近畿勢が4強を独占したのは史上初だった。

 

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強盗犯に 甲子園優勝キャプテンが駒大を追われた“事件”

 

 埼玉代表の花咲徳栄高校が初制覇した2017年夏の甲子園。主将として深紅の優勝旗を受け取る少年の顔は誇りに満ちていた。その2年半後、元球児は刑事事件の被告となっている。

 

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早実野球部出場辞退の原因は〈ハレンチ動画〉だった

 

〈このたび、複数の硬式野球部員に問題行動があったことが判明いたしましたので、今年度の秋季大会への出場を辞退いたします〉

 

 高校野球の強豪・早稲田実業が、「ご報告とお詫び」と題した文章をホームページに突如として掲載したのは、9月14日のことだった。

 

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あの夏、吉田輝星は覚醒した〈金農ナイン、父が証言〉

 

 昨夏、東北の雑草軍団を甲子園の決勝戦に導いた右腕は、秋、ドラフト1位の栄誉を勝ち取り日本ハムファイターズに入団した。そして、球春到来の今はファームで力を蓄えている。生意気でめんこい“ビッグマウス”は、どうやってここまで成長したのだろうか。

 

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金足農「奇跡の夏」を生んだ「伝説のコーチ」〈吉田輝星ほか22人が明かす〉

 

 夏の甲子園の主役は、11年ぶりにその地を踏んだ東北の雑草軍団だった。絵になるエース、2ランスクイズ、サヨナラ勝ち……漫画のような快進撃に全国が熱狂した。当時から取材を続けるライターが、関係者計22人に話を聞いて見えてきた「奇跡」の深層――。(文=中村 計)

 

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大阪桐蔭・西谷監督 最強の「口説く」「見抜く」「耐える」

 

 ドラフトの目玉である根尾昂選手を擁し、甲子園で史上初の2度目の春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭。西谷監督は、1988年創設の新興野球部をいかにして「憎らしいほど強い」チームに育て上げたのか。長きにわたり大阪桐蔭の取材を続ける筆者が徹底取材で迫る。

 

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source : 週刊文春

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