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「6カ月ぶり2回目」のステーキ屋の「うそ」
12月13日の読売新聞が報じた。
「『もっとヤジを』『首相発言』撤回」(12月13日)。
《安倍首相は12日夜、麻生副総理兼財務相や河村建夫・元官房長官らと東京・銀座のステーキ店で会食した。河村氏は終了後、会食中の首相の発言について記者団に問われ、「『最近の若い連中、もっと(国会で)元気出してヤジが出てもいいのに』と言っていた」と述べたが、直後に撤回した。》
《河村氏は今年6月の首相との会食後、首相が「(予算委員会での)集中審議は勘弁してくれと(話していた)」と記者団に説明し、翌日に撤回した経緯がある。》
ああ、場所も同じステーキ屋でメンバーもほぼ同じ! 河村氏の撤回は「6カ月ぶり2回目」!
河村氏がよほどウソつきなのか、それとも……。
私は「1回目」の撤回のとき、次のように書いた(「各紙も首をかしげる、安倍首相“銀座のステーキ屋発言”の謎展開」6月29日)。
◆ ◆ ◆
首相のマイナスになりそうな言葉や事実はすぐに訂正、否定されることが続く。本当に不思議だ。(中略)しかしこんな小さなことまでいちいち「なかった」ことになると、「大きな事実」に対しての態度もついつい想像してしまうではないか。
◆ ◆ ◆
言葉のすり替え、書き換え、改ざん、そして「なかった」という撤回。
もしかして2018年は「なかった」?
そんなことすら考えてしまう年の瀬である。