インフルエンサーとは、WebやSNSで影響力を持つ人物のこと。雑誌「Ray」の読者モデルやサロンモデルをつとめ、インスタグラムで5万人のフォロワーを集める伊藤奈月もその一人だ。その陰には、“映える”写真の毎日投稿や、6つのコンテストへの出場といった地道な努力があった。

6つのミスコンで3回グランプリを獲得

©萩庭桂太/文藝春秋

 ――現在、「Ray」の読者モデルやサロンモデルとして活動していますが、どうしてモデル業に興味を持ったんですか?

伊藤 実は小学生のころ子役をやっていて、将来はこういうお仕事をしたいという気持ちが強かったんです。それで、大学に入った後、関東圏の大学の新入生からナンバーワンを決めるミスコン、その全国版のミスコン、企業のイメージガールを決めるコンテストなど6つのミスコンに出て、そのうち3つでグランプリをいただきました。「Ray」のオーディションも、受かるとは思っていなかったんですが、まさかの合格。そこから世界が広がりました。

 ――インスタグラムの投稿も人気ですが、これはいつから始めたんですか?

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伊藤 ちょうど高校3年生のときに世間でインスタが流行り始めたので、そのときに始めて、その後大学でミスコンに出たときに、PR活動のために頻繁に使うようになりました。最初は300人位だったフォロワーが、1000人を超えた時はすごく感動して、その時に1万人を目標にしようと思ったんですけど、それもクリアして。今は卒業までに5万人いけたらいいなと思っています(編注・その後2019年1月に5万人達成)。一昨年、「インスタ映え」が流行語になりましたし、ちょうどインスタが旬の時代に学生をやっていた感じですね。

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