昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

データを徹底分析 全豪優勝・大坂なおみ、世界一の理由は「リターン」だ

1セット「12.17ポイント」は際立った成績

2019/02/01

 テニスの全豪オープンで優勝した大坂なおみは、世界ランキング1位になって、注目度が上がる中、2月11日からのカタール・オープンに出場することになっている。グランドスラム大会では2018年の全米オープン、19年の全豪オープンと優勝しているが、全豪オープンの前に出場したブリスベン国際では、準決勝で、当時の世界ランキングで27位だったウクライナのレシア・ツレンコに敗れている。カタール・オープンで、グランドスラム大会で見せたようなプレーを同じように展開するのか、注目されるところだ。

昨年の全米OPに続き、全豪OPを制した大坂なおみ。1997年生まれ、現在21歳 ©getty

1セット「3.28本」のサービスエース

 グランドスラム大会で見せた大坂のプレーについて、具体的に見ていこう。優勝した全豪オープンのデータから見ていくと、サーブとリターンで、際立った成績を残していた。

 大坂は全豪オープンで7試合を行い、全部で18セットを戦った。サービスエースは合計59本で、出場選手の中でトップだった。2番目は準決勝で大坂と対戦したチェコのカロリナ・プリスコバで37本、1セットあたりの本数で見ると、大坂は3.28本で、プリスコバは2.31本だ。準々決勝止まりだった豪州のアシュリー・バーティが5試合、11セットを戦って32本のサービスエースを決め、サーブが武器になっていたが、1セットあたりの本数は2.91本で、大坂のほうが上回っていた。

 大坂のサーブは、第1サーブに関してはすでに世界のトップクラスで、グランドスラム大会で優勝するために、ある程度、サービスエースでポイントを取ることが、優勝の条件として含まれることは間違いないだろう。