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「権力者と書いて『うそつき』と読むべきか」
さて、東京新聞はズバリ次のように書いてきた。
《安倍晋三首相のごまかし発言が止まらない。看板政策「アベノミクス」の成果の根拠になっていた毎月勤労統計の不正が分かり、賃金の伸び率について首相は「(アベノミクスの)成果だと強調したことはない」と語った。権力者と書いて「うそつき」と読むべきか。》(2月1日)
キビしい。
野党からのアベノミクス成果偽装を問われた首相は《別のデータを根拠にアベノミクスの成果を言い張った》(東京新聞・同)。
そして《真偽を突っ込まれると矮小化したりすり替える発言は数え切れない》と続ける東京新聞。
例として森友学園の国有地取引を巡る問題で、「私や妻が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」と当初は言い切ったのに疑惑が色濃くなると《「関与」の意味を贈収賄に狭めた》ことや、今年1月のNHK番組でのサンゴ移植発言を指摘されると《「埋め立て海域南側に生息する保護対象のサンゴは移植した」と言い換え、土砂投入中の海域のサンゴではないと認めた》ことなどを東京新聞は指摘した。
この特集記事のタイトルは「首相、うそか 軌道修正か」。
「うそ」か「軌道修正」。どちらにしろ、そっち方面のデータは正しくどんどん溜まっている気がします。