最高である。千葉ロッテマリーンズの雰囲気がである。これはまさに優勝をするチームの雰囲気。CS有料放送「日テレNEWS24」の石垣島春季キャンプ生中継をお茶の間からじっくり見させてもらい確信をした。
とにかくこのチーム、明るいのだ。選手たちの表情が、練習の時の声が、そしてグラウンドでの姿が。これがカメラを向けるとシュンとする12球団最強のシャイボーイ集団と言われたマリーンズかと疑いたくなるぐらいである。要因はある。それはアベック助っ人砲の入団。寿司ボーイこと寿司ポーズのパフォーマンスで有名なブランドン・レアード内野手は想定内ではあったが、ケニス・バルガス内野手の底抜けの明るさは想定外である。
「ガンバルガス!」連呼への驚き
入団会見でゴリラポーズを披露すれば、2月3日の節分では鬼のお面を被って絶叫。千葉ロッテマリーンズ公式YouTubeチャンネルでは美声を披露したと思うと、続いて自前の振り付けでバルガスダンスを作って動画がアップされる始末である。最近では沖縄の民族衣装を嬉しそうに着て満足気である。
ちなみに筆者は千葉ロッテマリーンズ名物の助っ人ダジャレは想定済みだった。「デスパいい~ね(デスパイネ)」、「ハフ満足(ハフマン)」、「イチ、ニ、サントス(サントス)」、「チェンチェン大丈夫(チェン)」に続くダジャレは「ガンバルガス(バルガス)」であることは織り込み済みで1月29日の入団会見でお披露目された際には「やっぱり!」とニヤリだったが、その後の展開には、いささか驚いた。
球団は2月5日にオフィシャルYouTubeチャンネルに「12球団一陽気な新助っ人にカメラが接近!」という動画をアップ。これには腰を抜かした。「オマエもガンバルガス!」、「ワタシもガンバルガス!」と6分10秒の動画の中で、とにかく「ガンバルガス!」をひたすら連呼。100回は言っているのではないかというありさまである。これはもう12球団一を飛び越えて、銀河系No.1の陽気さだ。これまでロッテの南米助っ人といえばカルロス・ロサにヤマイコ・ナバーロなど中南米一のシャイなのではないかと思うぐらい照れ屋さんが多く、わざと集めているのかと思うぐらいだったが、ここにきて180度、方向転換である。