陽気な助っ人の成績をズバリ予想
古来、陽気な助っ人がいるチームは上位に行くと言われている。巨人のクロマティ、ヤクルトのホージー、阪神のオマリーにムーア、近鉄のローズ、西武のデストラーデ。陽気な助っ人がベンチの雰囲気を盛り上げる。そして士気が上がる。ファンも乗ってくる。どんどん成績が良くなるの好循環である。
さてそんな陽気な助っ人の成績をズバリ予想した。レアードは打率こそ.240台と低いがホームランラグーンが完成し外野が最大4メートル手前にせり出すことも考慮に入れると35発は固い。打点は98ぐらいで落ち着くのではないか。そしてバルガスである。フリー打撃を見る限り、驚愕の長打力。基本的にバットにさえ当たれば外野まで飛んでいく(おそらくZOZOマリンスタジアムの場外弾を今季、目にする事になる)。実戦形式の練習を見る限り、追い込まれてもしぶとく、クルクルとは回らない。案外、打率も高いのではないか。3割と言いたいところを、あえてそこは我慢して打率は.280とする。そして本塁打はズバリ38発。打点は110。ツインバズーカは合わせて73本塁打、208打点である。昨年のマリーンズのチーム本塁打が78本塁打。2人だけで事実上、並ぶ。
レアードが打つたびに寿司ポーズをすれば、バルガスは打つたびにベンチ前でゴリラポーズに「1、2、3、せーの、ガンバルガス!」である。これだけでムードは最高潮。ベンチもスタンドもお祭り騒ぎ。スポーツニュースでは取り上げられまくり。勝たないわけがない。というわけで以前のコラムでも書いたが「千葉ロッテマリーンズ、優勝や!」理論はキャンプが終わって、いよいよ現実味をおびてきた。
ちなみに私はバルガスが打率.280、38本塁打、110打点以上の成績を挙げ、チームを牽引しロッテ悲願のリーグ1位での優勝を達成すれば、バルガスの書籍を企画するつもりである(もちろん、文藝春秋発行)。タイトルも決めている。「陽気のススメ。~笑う門には福来る~。私がガンバルガスを連呼する理由」。優勝特需に乗って売れること間違いナシだ。そのためにも千葉ロッテマリーンズよ、ガンバルガス!
堀 慶介(スポーツライター)
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