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楽天の応援歌”刷新”問題 ファンはどう振る舞えばよいのか

文春野球コラム オープン戦2019

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選手とファンの関係性とは

 これまでずっとイーグルスを応援してきたファンなら感じてるはず、昨年のパ・リーグ打点王が加入し、ドラフトでは即戦力の選手がゴロゴロいる。田中和基選手や内田靖人選手の大ブレイクも予想され、リアルに最下位からの頂点も充分に狙える位置にいる。そんなチームが開幕前の大切な時に波風をたてる必要なんてない。まずは選手ができるだけ戦いやすい環境になるようつとめるのがファンではないだろうか。

 選手とファンの関係性ってある種親子関係にも似ている部分がある。子供の頃はうるさいなぁと思っていた事も大きくなるにつれ親の有り難さに気付き、育てて頂いた感謝の気持ちが湧いてくる。しかし自分が親になり子供が生まれると今度は育ててあげているではなく、育てさせていただいている事に気づくのだ。どちらが上なんてない。育てて頂いている、育てさせて頂いているの関係性って素敵な事じゃないだろうか。

 最後に忘れてはいけないのはこれまで私設応援団の皆様の熱い声援があったからこそ東北楽天ゴールデンイーグルスは闘えてこられた事は間違いない。関西の試合を主戦場たまに東北の僕なんかと違い、かわいい息子のために働き、全国各地で応援する。親の鑑ではないか。

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 2017年6月のドラゴンズ戦、荒木選手2000本安打達成後に荒木選手の応援歌で祝う応援団はむちゃくちゃ格好良かったし、同じチームを応援している一ファンとして誇りに思った。まだこれからどのように状況が動いていくのかはわからないが、応援が一新されようと、彼らの功績は消えないし、ファンや選手の胸に熱く刻まれているはずだ。楽しい事だけでなく苦しい事を一緒に乗り越えた先に強い絆が結ばれると信じています。間もなく始まるプロ野球、僕は今シーズンも自分のスタイルで楽天イーグルスを応援しようと思う!

 25日、楽天球団からの発表によると今シーズンの応援歌について私設応援団の方々と再検討の結果、一部応援歌が戻る事となったようだ。

 八木山ベニーランドのチャンステーマやウィーラー選手の応援歌が戻りながら、田中和基選手の新応援歌がすでに大ブレイク! 新旧の応援がMIXされ、より球場を盛り上げていけると信じている。

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