新年明けましておめでとうございます! 昨年はチームは最下位、コラムも最下位という悔しいシーズンになってしまいましたが、2019年はしっかり巻き返しの年にさせていただきますので文春野球コラムファンの皆様どうぞよろしくお願いいたします!

 そしてここで断言しておきます。

 今シーズンは必ず……

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 最下位を脱出します!

 こころざし低いな!

 もちろんコラムの順位の事ねっ。

 巻き返すんちゃうんかい!

 いや、正味の話、正味の話ですよ、チームの順位が上がるとおのずとですよ。おのずと。おのずとなんです。つまり大切なのはチームの順位なんです!!!

 当たり前や!

 という事で今シーズンを真剣に考察したいなぁと思います。

投手陣は間違いなくリーグNo.1

 まずは投手陣ですが、昨シーズンも最下位にありながら防御率で言えば3.78で3位。2位ファイターズが3.77なのでほぼ2位だぁ! 先発でいうと則本昂大、岸孝之という日本を代表するダブルエースに、ほんの少しの援護点さえあればゆっくり2桁勝利の辛島航、ライオンズ打線なんか怖くない塩見貴洋、ブレイク寸前藤平尚真に古川侑利、2桁勝利男の美馬学、一軍初登板でオリックス打線を8回ツーアウトまで無失点に抑えこれまた今シーズン期待の西口直人に、忘れちゃ困る安樂智大に森雄大、U-23日本代表のエース近藤弘樹と軽くあげても先発11本柱!

 そしてハーマン、青山浩二、宋家豪はいずれも40試合以上に投げ防御率は1点台、球団新記録の70試合登板の高梨雄平がいて、今年大ブレイク間違いなしの森原康平、菅原秀、頼りにしてるぜ福山博之! この中継ぎ陣に今年もストッパーに任命された松井裕樹とこの顔ぶれ……。間違いなくリーグナンバーワンだ!

 続いては攻撃陣。楽天イーグルス長年の悩みは左のパワーピッチャーと右の和製大砲の渇望だった。昨シーズンの総得点は520点と12球団最下位。前述の投手成績から考えても右の和製大砲は一番の補強ポイントであった。そんな中、昨シーズン127打点でタイトルを取った浅村栄斗がFAで加入した。チームの打点王ウィーラーが58打点であった事から考えてもとんでもない補強になる事は間違いない。

FAで加入した浅村栄斗 ©時事通信社

 そしてもう一人忘れてはならないのが内田靖人だ。打率は2割に届こうかというくらいだが、193打数35安打で12本塁打。打率は目をつぶって100試合以上フル出場できれば30本塁打もみえてくる。そこにウィーラー選手を加えて右の長距離砲トリオの完成!

 新人王の田中和基、安打製造機の銀次、島内宏明、頼りになるベテラン今江年晶、一発もある茂木栄五郎あたりを前後に配置すれば中々強力な打線に生まれ変わりそうだ。つまり投打ともに充分に戦える戦力は整っていると言える。