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街を訪れてみると、「華のムサコ族」の姿が
中にはこのような味わい深いポエムも。
「Quality of 朝」とはどういうことかというと、「朝活」として出勤前にヨガをしませんか、という提案だ。1分でも長く寝ていたいぼくなどお呼びでないということがよく分かるポエムである。
このように、マンションポエムがあまりにすごいので、先日実際に街を訪れてみた。聳えるマンション群を見上げながら散歩し、オープンして間もないモールをめぐってぼくは「あっ!」と思った。「これは……かつての団地ではないか!?」と。若いファミリーたちから発せられる、ここに住むことへのプライド。まさに「華のムサコ族」である。
そういえば2014年11月14日付「日経MJ」の特集記事でこの街が取り上げられた際、文中に「ムサコ妻」なる言葉があった。ここに住む若い奥さまがたのことを指している。なんというか、これはかつての団地の奥さまがたを彷彿とさせる呼称ではないか。まさか武蔵小杉で「往年の団地の雰囲気を味わいたかった」という夢を叶えることになろうとは。ありがとう、武蔵小杉。
で、すばらしいマンションポエムが目白押しの中、とくに目を引いたものがあった。曰く「KOSUGI は、COSUGI へ。」