ホテル評論家として宿泊取材することも多いが、混雑する時期は避けている。ホテル側へ迷惑をかけないようにという配慮に加え、繁忙期は料金が高く経費捻出が難しい。また、繁忙日は満室になることが多く、そもそも取材が不可能という面もある。
一方で繁忙日に予約できる“裏技”を教えてほしいというメディアからのオファーは非常に多い。そんな時は評論家になる前から個人的に実践してきた、直近でも予約できる“3つの法則”を発信している。
いつものGWなら書斎に籠もるが、今年は10連休に改元と特別な感じだ。ふと思い立った。自ら発信した繁忙期の予約術をあらためて試してみよう。ホテル評論の原点でもある覆面取材で、10日間連続当日予約、10ホテルへ体当たりだ。
(※なお、単にホテルに予約・宿泊すること自体が目的ではなく、観光やその他の目的によるエリア&ホテルセレクトもあることを付記する)
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体当たり宿泊、5つのルール
まずは簡単なルールを決める。
ルール1:予約できなかったときに備え車中泊できるように車で移動する
ルール2:経費節減のため東京から高速道路を利用しなくても行ける程度のエリアにする
ルール3:前日までは予定を決めず当日朝に行き先を決める
ルール4:行き先は人が多い場所(観光地か都市部)に限定する
ルール5:当日予約する(またはウォークイン)
・当日午前中に予約サイト等でチェックし、グレード、予算、立地など希望にかなうホテルを見つけたら予約
・昼までに見つからない場合は午後~夕方にかけて再度チェック
・1泊概ね1万円以内、これまで利用したことのないホテルを優先
さぁスタートだ。