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タモリさんが開口一番「お前(山内)、目が変なんだよ」って

濱家 ほんま、出会った時から全く変わらないんですよ。何考えてるか分からへんというか。僕は15年も一緒にいるので何となく分かりますけど、人は山内のことは分からないって言いますね。この間『タモリ倶楽部』で初対面のタモリさんが、開口一番「お前(山内)、目が変なんだよ」って。タモリさん、さすがの着眼点やと思いました。やっぱりちょっとキマッてる、ほんま変なやつに見えるんやろうなって改めて思いましたね。

山内 タモリさんにいじってもらえたっていうのがまずうれしかったですね。ずっとテレビで見てた人なんで、共演できたのがまずテンション上がって。で、覚えてもらった感がすごいうれしかったです。目が怖いやつって。

――山内さんから見て濱家さんはどうですか? 昔から同じ感じですか?

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山内 東京に来て、今、大きく変わろうとして。

 

面白いですね。いじられてるやんって

――具体的にはどのような変化を?

山内 大阪時代は他のやつをいじるキャラやったんですけど、東京に来て『アメトーーク!』や『ロンハー』でいじられる側に今、急遽回って。で、フジモンさんとかね、濱家のことを誰も大阪ではいじってなかったのに、いじってなかったからこそっていうので、バーッといじってきてはって。で、それに今戸惑ってる段階ですね。いじられたことないから、いじられて一塁に走らずに三塁に走り出すっていう事態が相次いでる。今はまず一塁に走ることを練習しているという。

――大阪では全然いじられてこなかった相方さんが東京でいじられているのを見て、山内さんはどういう気持ちなんですか?

山内 面白いですね。いじられてるやん、っていう。いじられて大汗かいて、ゼーゼー言うてる。

濱家 こんな怖いことないですよ。やっぱり東京、いつか上京しようと一生懸命頑張ってきて、大阪で15年間いろんな勉強してきて、「よし、自分なりの武器そろった」と思って東京来たら、その武器がすべて通用しない。何も持たない1年目になるって、こんな怖いことありますか。山登りしよう思ってリュックにいろんなもの詰めて、現場着いたら海やったみたいな。

 

僕は根がイタイから、ちょっとずつズレている(濱家)

――元々そういう魅力を持ってらっしゃった。

濱家 たぶん僕は根がイタいから、それがちょっとずつズレたまま来てるんですよ。僕はそれに気づいてなかって、東京に来てみんなそこをちょっと「なんや、お前」みたいな感じで言ってくれ始めて。それはありがたいんです。そういうところもできるようになれば、また新しい、1個ランクが上がったところに行けるから……。今、それを本当に一生懸命、何とか何とか乗り越えるために頑張ってる……。いや、それはいいんです、いいんですけど、山内は大阪で、おそらくうっすらそこに気づいてたはずなんです。やのに、それは一切言わずに、東京に出てきてみんながワーッ言いだした時に、しれっとそっち側に立ってる。言っとかんかい。「お前、ここ直せよ」って言っとかんかい。