――お笑いのほうは?
山内 お笑いのほうもそれはあるとは思うんですけど、とにかくグッズがケタ違い。
濱家 グッズの貢献度(笑)。
山内 そこはぜひ見てほしい。
足スティーブジョブスだった山内さんがスニーカーにはまるまで
――たしかにお二人ともおしゃれなイメージがあります。
山内 デザイン性はほぼ濱家ですね。だって僕、服にも全く興味なかったのが、3~4年前にスニーカーを買いだして、そこから服にも気を使いだしたくらい。それまでは「汚いな」じゃなければ何でもいいと思ってたんで。
――スニーカーへの興味は突然なんですか?
山内 突然ですね。大阪のディレクターの子が、誕生日プレゼントでスニーカーをくれたんです。僕、それまでユニクロの白のデッキシューズしか履いてなくて。ちょっと汚れたらすぐ買い替えるみたいな。
濱家 ずっと同じ靴履いてた。白のユニクロのデッキシューズしか買わない。
山内 5足ぐらい持ってて。
濱家 足スティーブ・ジョブズな。
山内 2000円か2500円ぐらいなんで。ずっとそれでいいと思ってたんですけど、プレゼントでナイキの靴をもらって、「あ、かっこいい」って、なんか懐かしい気持ちになって。高校の時、そういえばオシャレなやつはこういうの履いてたなって。そこから自分でも買うように。最初靴だけでいいと思ってたんですけど、靴と上の服があまりにも合ってなかった。靴から侵食していって、服、髪形……と。
――今では渡辺直美さんのインスタグラムにも載るぐらい。
山内 いや、載ってない。まだストーリー止まり。
――ストーリーだと、24時間で消えちゃう。
濱家 だって、ちゃうもん。直美ちゃんのインスタの趣旨と。
山内 ほんまにあれ、本編に一切載せない。毎回言ってるんですけど。残る本編に載せろって。なのにストーリーにしか上げてくれないんですよ。それ消えるやん。
濱家 消えてほしいのよ。残ってほしくないのやんか。毛色が違うから(笑)。
(#3に続く)
写真=深野未季/文藝春秋
かまいたち/山内健司(1981年生まれ、島根出身)と濱家隆一(1983年生まれ、大阪府出身)が2004年に結成。かけだしの頃から注目を集め、07年に「ABCお笑い新人グランプリ」(第28回)最優秀新人賞を受賞。「キングオブコント2017」(第10回)で優勝、2018年から東京進出を果たす。今年、初となる全国ツアー『コンビ結成15周年いたち~素直・謙虚・感謝~』を5都市で開催する。
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