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フジモンさんや東京の猛者たちはすごいと思った

山内 イメージは、佐々木健介が前やってたパワー・ウォリアーですね。大阪での濱家は。肩にトゲトゲ付けて、それ取っといたほうがいいのになって。武装して、誰もそれをいじれないようにして、で、東京のフジモンさんとかに「そんなんいいから脱いで脱いで」って言われてる状態です。

濱家 お前、言うとけよ! 「トゲトゲ危ないで」って!

 

山内 何回かありましたよ。でもこっちが言ってるのに気づかないんです。「いや、トゲトゲかっこええやろ?」って。これは俺が言っても無理だなと。それがフジモンさんとかのすごいところですね。

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――トゲトゲの具体的なエピソードを教えてください(笑)。

山内 そうですね……これは濱家も覚えてると思うんですけど、舞台で30人ぐらい後輩と僕らが居る状態で、13時からリハーサルだったんです。で、濱家以外が全員舞台上でスタンバって「濱家来てないやんけ」ってなって、「濱家来たら謝らせようぜ」みたいなことをみんなで言ってたんですよ。それで13時ちょうどくらいに濱家が戻ってきた時に、僕が「もう時間過ぎてるやん。謝れよ」みたいに言ったら、「いやいや、まだ13時になってないやんけ」みたいな。「ええから謝れよ」って後輩もワイワイそのまま入ってこようとしてたのに、「いやいや、そっちが早く始めてるやん」ってピシーッとトゲトゲ満載で来て。だから、あとで「いやいや、あそこはフツーに怒るより嘘でも『すいません』って言ったほうがええやんか。ボケで、『ごめんなさい!』みたいな土下座とかのほうがええやんか」って言ったら、「ウーン……」と。僕が言ってもそのトゲトゲの意味が伝わりにくかったんですけど、そこフジモンさんが一撃で突破したから、やっぱり東京の猛者たちはすごいんだなと思って。

濱家 今言われて「確かにそんなことあったな」っていう。これ恐ろしいのが、10年前とかの話じゃなくて、3年前とかなんです。

――わりと最近(笑)。

濱家 それがちょっと今……。あったな、そんなこと。そういうことか……。

 

僕の相方はたぶん山内じゃないと務まらない

――でも、こういう話をお互いにできるのがすごいですよね。相性の良さを感じます。

濱家 僕は……そう思いますね。全てが真逆なんですよ。僕の相方はたぶん山内じゃないと務まらない。僕、ほんまに何でもすぐ言うし「あれ、こうしたほうがええんちゃう?」とか「これ、あかんのちゃうん?」とか。さっきみたいに気づかない時はあるんですけど(笑)。山内はメッチャ大人なんです。僕がおかしいことを言ってても、取りあえず「うん、そうやな。オッケーオッケー」って言って、そっちでやってくれる。山内以外だったらほんまにストレスたまるやろうし。まぁ山内もたまってるでしょうけど(笑)。

「何か描いてください」とのリクエストに、迷わず山内さんを描く濱家さん

山内 僕の方は基本、めちゃくちゃめんどくさがり。「大体でええやん」タイプなんで。今年単独ライブで全国回るんですけど、グッズとかもね、精鋭部隊をそろえてやってて。それで精鋭部隊の人とグループLINE作ってて、A案、B案、C案、D案と送られてくるんですけど、正直何でもいい。でも濱家は「Bの、さらにこれをCっぽくしたらどうですか?」とか言う。そういう細かいこだわり。だから、グッズに関しての貢献度ですよね。

濱家 (笑)。 ネタは!?

山内 グッズのクオリティがけた違いに上がってますから。今回見てほしい。

濱家 お笑いのほうは? お笑いのほうの貢献度は?

山内 デザイナーの人も気づいてますからね。僕が「Cで」とか送っても、僕のCは全無視。