ホテル・旅館が続々とリニューアル
星野リゾートは6月14日に新規リゾートホテル「星野リゾート 界 別府」を着工。この案件は市内の北浜2丁目にあった既存旅館「花菱ホテル」の株式を星野リゾートが取得、建替えのうえ再オープンを目指すもので、21年春頃の開業を目標としている。すでに隣接地では大江戸温泉物語が「別府ホテル清風」を買収、リニューアルオープンしている。
こうした動きに触発されたかのように今、市内では既存ホテルや旅館のリニューアルや建替え、リブランドが続々行われている。今年になってからだけでも4月に餅ヶ浜海浜公園前にあった別府富士観ホテルが建替えられて、近代的なリゾートホテルREX HOTEL別府としてオープン。
同じく4月に湯布院で旅亭田乃倉を営み、市内でも黒田や、しおり、かんな和別邸などの旅館を展開するオーナーが「灯りの宿燈月」をオープン。亀川温泉の高級旅館「晴海」は7月20日に「潮騒の宿晴海」として、全室が海側に面して露天風呂を持つ新規旅館を上人ヶ浜温泉にオープンする。
さらに別府の老舗ブランド「杉乃井ホテル」を運営するオリックス不動産は5月、杉乃井ホテルのうち2棟の新築、1棟の全面建て替えを発表。400億円の事業費をかけて2025年度までに完成させるとした。地元の雄、関屋リゾートも市内の堀田温泉で35室の長期滞在型ホテル「ガレリア御堂原」を20年9月に開業する。
ラグビーワールドカップでは強豪国の滞在地にも
空前のリゾートブームに沸き返る別府は今年9月20日から11月2日までのラグビーワールドカップでもその存在感を遺憾なく発揮している。大会開催期間中、別府は大会の強豪でもあるニュージーランド、オーストラリアそしてウェールズチームの滞在地となったからだ。今年1月、この3チームをお迎えするにあたってのまたまた奇天烈なビデオが公開された。