「宮迫博之(雨上がり決死隊)、マネジメント契約解消のご報告」

 7月19日午後、吉本興業はこのようなファックスをメディアに一斉送信した。内容は次のようなものだった。

〈宮迫博之は、既に報道されている反社会的勢力の主催する会合に出席していた件により謹慎中でしたが、弊社といたしましては、諸般の事情を考慮し、今後の宮迫博之とのマネジメントの継続に重大な支障が生じたと判断し、上記決定に至りました〉

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 宮迫博之契約解除――。

 「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)ら吉本興業の所属芸人が、反社会的勢力のパーティーに出席して謝礼を受け取っていた「闇営業」問題は新たな進展を見せた。

 19日朝、宮迫が責任を取り芸能界を引退する意向だと新聞等で一斉に報じられ、同日午後には吉本側も契約解消を公表したのだ。

「7月19日発売の『FRIDAY』で、宮迫と金塊強奪犯の酒席写真が掲載されることが判り、同誌の早刷りが出回る18日から宮迫引退の情報が出回っていました。写真では宮迫が半グレのグループと一緒になり、お得意の『宮迫ですっ!』ポーズを決めているもので、金銭を受取ったギャラ飲みだったとも報じられました。この報道が決定打となったようです」(スポーツ紙記者)

「宮迫ですっ!」ポーズを決める宮迫博之(左)©時事通信社

一緒に写っていたのは“平成の3億円事件”主犯

 同じ写真に写っていたとされているのが野口和樹被告だ。彼はある重大事件の実行犯だった。

 16年7月8日、福岡県・JR博多駅近くにあるビルの1階で会社役員らが、警察官に扮した6人組の男性に約7億6000万円相当の金塊をアタッシュケースごと強奪された事件が発生した。

「POLICEと書かれたジャンパーをはおり、無線を携帯するなど変装した犯人グループが、貴金属取扱会社役員に『警察、警察』と言って近づき、金塊を強奪したもの。その犯行手口から“平成の3億円事件”とも評されました」(同前)