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丸山穂高議員まで入党を表明した「N国」
最後は今回の勝ち組「NHKから国民を守る党」。
「NHKをぶっ壊す」というワンイシューに魅力を感じた有権者も多かった。しかしこの記事を紹介したい。
「『N国』国政進出、特異な戦略」(朝日・7月25日)
その特異さとして、
・地方選は「資金稼ぎ」と公言。地方議員が増えればその給与から資金を借りることができる。
・代表はくら替え次々。
・信条、経歴細かく問わず擁立。
・これまでに当選した地方議員の中には、不適切な言動が確認できるケースが少なくない。
今週は丸山穂高議員も入党を表明。
翌日のスポーツ紙はド派手に書いたが、一般紙は小さな記事・ベタ記事で伝えた。N国とは何か? がここに象徴されていると思う。それは、
「スキャンダリズム、おもしろ優先」(スポーツ紙)と「見て見ぬふり、過小評価」(一般紙)である。
スポーツ紙はそれが特徴だから仕方ないとしても問題は一般紙だ。もう少しその特異さについて触れたほうがいい。解説したほうがいい。
あえて言うが、一般紙のそういう「黙殺」がここまでN国を躍進させたのではないか。
見て見ぬふりや冷笑、傍観はもういらない。
以上、今週の読み比べでした。