ニュースがない! 純正律さながらの一直線オリックス・バファローズ
ニュースがない。いや、驚くほどにニュースがないのだ。
日本は韓国を貿易ホワイト国から除外する閣議決定をしたし、未だ大阪の雄・吉本興業は日々ワイドショーを騒がせ続けている。ジャニーズ事務所が公正取引委員会から注意を受ければ、れいわ新選組の新人議員の初登院で日本中がワチャワチャと議論をくり広げている。こんなにも世の中が慌ただしい2019年8月。あぁ、
よくぞ聞いてくれました。
防御率と最多勝はまだまだ狙えるBs投手陣
まぁそれでも、
そうなるとまずはお決まり、何と言っても個人タイトルの動向だろう。現在狙える個人タイトルで最も有力なもの、それは山本由伸の防御率タイトルではないだろうか。両リーグ唯一の先発投手の防御率1点代は完璧な数字である。言ってしまえば山本は2失点しない投手なのである。ここまで15試合に先発しているので本来ならば10勝近く挙げていてもなんら不思議ではない。あれ? え? 5勝? 防御率2位の日ハム・有原航平が防御率2.29で11勝なのに?
仕方ない、有原は17試合に登板、山本は15試合だからそこは勝ち星に幾ばくかの差が付いていても不思議ではない事としよう……。まぁまだ若き先発右腕である。最多勝は他者に譲ったとしても防御率タイトルは是非山本がその手に掴んでくれると期待して観戦する事にする。
そしてそのライバル、有原の11勝が現在パリーグの最多勝であるが、オリックスのエース山岡泰輔も8勝とじゅうぶんに最多勝を狙える位置につけていると言えるだろう。防御率もここまで3.34と、山岡にしては少し物足りないが、決してそう悪い数字ではない。何より有原がすでに5敗目を喫しているのに対し山岡は未だ3敗、そう山岡の最大の魅力は「負けない」ところにあるように思う。エースの資質じゅうぶんである。そして打の方も吉田正尚に大きな期待がかかる。さすがに本塁打タイトルは西武・山川穂高、それにロッテ・レアードにやや水を空けれれた感は否めないが、それでも打率.306、打点60はまだまだタイトル争いから降りる必要は全くないと言える数字だろう。