昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

オリックス日曜日の成績「3勝16敗2分」 “日曜日よりの使者”を待ちわびる

文春野球コラム ペナントレース2019

2019/08/27

 このままどこか遠く 連れてってくれないか
 君は君こそは日曜日よりの使者 Sha la la la

 
 ご存知、THE HIGH-LOWSの名曲「日曜日よりの使者」。ただこの「使者」、相当の方向音痴なのか、はたまたやる気に偏りがあるのか、我々ORIXファンの元には今シーズンまだ3回しか訪れていない。8月終了時点での日曜日の成績を見てみると驚きの3勝16敗2分。ローテーションの谷間だとか満員のプレッシャーだとか、ファンは色々と嘆いているのだが、こうして改めて数字で見ると実に痛々しい。しかも「メチャメチャに打ち込まれるイメージ」が強い日曜日のORIX。こちらも調べてみると総失点135、各試合あたりなんと6.42点ほどの失点なのである。これでは勝てるはずもない。打たれすぎである。

 ちなみにここまでのORIXの成績は53勝59敗5分の借金6、勝負事に“たられば”はご法度だが日曜日にあと5勝の「8勝11敗2分」の成績を残せていた“ならば”、現在58勝54敗5分の貯金4、堂々3位のAクラスに付けていた事になる。

都市伝説では語れない日曜日

 逆に「日曜日に強い」ものは何か? 日テレ「イッテQ」の視聴率とか、張本勲氏の口調とか、変わらぬサザエさんの人気とか、皆さん色々思う節はあるのだろうが、ここで話題にすべきは「京セラドームの観客動員数」ではないだろうか。しかし、残念な結果からお知らせするとOROXの観客動員数、日曜日も強いは強いのだがそれが突出して強いのかと言えば答えは「No」となる。

 確かに、週の半ばのカードでの観客動員数はおおよそ1万9千ほど、それが週末のカードとなれば1試合あたり約2万9千~3万人程度の動員となる。DAZN等でご覧になっているファンの皆さんでも、平日は空席が目立つイメージ、逆に週末になると客席が埋まっているイメージをお持ちだろう。しかし、それがカード頭の金曜日と渦中の日曜日とで大きく変わるかと言えばそうではない。言ってしまえば「満員のプレッシャー」なるものは都市伝説で、満員の金曜日・土曜日は勝てて日曜に限ってプレッシャーになるという事はないはずである。

 ならばやはりローテーションの谷間という事が起因しているのか? こちらも自分には少し疑問が残る。なぜならば、日曜日に先発した投手で「負け」が一番多くついてしまった形となるK-鈴木でも4敗(勝ち負け付かずが2試合)、二番目は松葉と竹安が2敗と意外に先発投手が大きく崩れた試合もそう多くはないのだ。K-鈴木がここまで3勝5敗、竹安が3勝2敗という数字を考えれば、こちらもやはり都市伝説の域を超えないと言わざる得ないだろう。

5月5日の日曜日、ピンチをまねいたK-鈴木(左)のもとに集まるオリックスナイン ©時事通信社