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2012年5月14日、伊勢神宮の臨時神宮祭主として「神御衣祭」(かんみそさい)で初めて祭典奉仕を行った黒田清子さん ©文藝春秋

 4月17日~19日、天皇皇后両陛下は伊勢神宮の外宮(げくう)と内宮(ないくう)を参拝して退位を報告されるため、三重県を訪問された。在位中最後の地方訪問となったこの旅にも、神宮祭主である黒田清子さんの姿はあった。

 最終日、両陛下を乗せた臨時専用列車が近鉄・賢島駅を出発してから約1時間後、黒田清子さんも静かに賢島駅の改札を通り、帰京した。ブラウンのスーツを着て、ご自身のハンドバッグを片手に持っていた姿は、凛として美しかった。気がついた一般の人の中には思わずスマホのカメラを向けた人もいたが、黒田清子さんは、まっすぐ前を見て歩いていかれた。

 その足の運びと背格好は、美智子さまとよく似てこられたように思った。

2019年上半期 皇室部門 BEST5

1位:「人前で手をつながない」天皇と雅子さまが“初めて”カメラの前で手を触れ合わせた日
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2位:スカート丈にもこだわりが 眞子さまと佳子さま、それぞれの“ファッション観”
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3位:「お相手は?」「お答えするつもりはございません」 佳子さまが「回答拒否」に込められた思い
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4位:トランプ来日 「メラニアは大変皇后を尊敬しています」新天皇と雅子さまが受け継ぐ“皇室外交”の本質
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5位:「うちのドンマインさん」黒田清子さん 新元号発表の前夜、両陛下はサーヤ宅へ
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