スマホの利用目的の中でも、かなり上位に食い込むのが間違いない地図機能。どこへ出かけるにも、もうスマホのマップは欠かせないという人も多いことでしょう。スマホを持つようになる前は、どんな方法でルートを探していたか、今となっては思い出せない人も珍しくないのではないでしょうか。

 そんなマップアプリの中でも、デファクトスタンダードと言えるのがご存知「Googleマップ」です。Androidはアプリがプリインストールされていますし、iPhoneでも標準のマップを使わずに敢えてこのGoogleマップをインストールして使っている人は多いようです。

 

 そんなGoogleマップですが、機能があまりにも盛りだくさんで、活用しきれていない機能も数多く存在しています。今回はそうした、誰もが使っているわけではない少々マニアックな機能の中から、ビジネスからプライベートに至るまで即戦力として使える、便利な機能を紹介します。なお以下ではiPhoneのGoogleマップの画面を例に紹介していますが、Androidでも基本的に同じ操作が可能です。

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「ここ、どこだっけ……?」少し前にいた場所に迷わず戻れる機能

 花火大会や海水浴などの屋外イベントに行った時によくあるのが、売店やトイレに行こうと一時的に席を外したところ、元いた場所がわからずに戻れなくなってしまった……というトラブルです。スポーツ観戦に行った時も同様で、複数あるスタジアムの出入口のどこから再入場すればよいのか、思い出せずに困ることもしばしばです。

 このように、少し前にいた場所に迷わずに戻るために便利な機能が、Googleマップには備わっています。それは「駐車場所として設定」という機能です。もともとは名前の通り、広い駐車場で駐車位置を記録しておくための機能ですが、実際には車に限らず、現在地を一時的に記録し、あとで迷わずに戻る目的で使えます。

マップ上で現在地を表示し、右上の「…」マークから「駐車場所として設定」を選択

 登録した地点は、8時間経過すると自動消去されるので、あとでわざわざ消す手間もかからないのも便利です。もともと車向けの機能ということもあり、マップ上の表示が「この付近に駐車しました」になってしまうのには目をつぶる必要がありますが、車ユーザだけに使わせておくにはもったいない便利さですので、車に乗らない人もぜひ使ってみてください。

「この付近に駐車しました」と表示されますので、いったん席を外したあとも迷わずに戻って来られます