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平成最後の「仮面ライダー」主演 奥野壮が告白する18歳の役者魂とは

2019/08/25
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 平成仮面ライダーシリーズ20作目の記念作にして、最終作「仮面ライダージオウ」で主人公・常磐ソウゴを演じる奥野壮(おくの・そう)。

 最終章となる映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』までの1年間、18歳にして大役を務めた彼に現在の心境を聞いた。

バレエダンサーを夢見て

 

――11年間、クラシックバレエを習われていたそうですが、始めるきっかけは?

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 2歳のとき、スーパーなどで流れる音楽に合わせて、身体を動かしている僕を見た母が「ダンスを習わせてみよう」と思ったのがきっかけです。なぜ、バレエだったかというと、ダンスの基礎だから。

 母親は将来、ほかのダンスをやってもいいと思っていたようですが、最終的に11年間、続けました。

 

――となると、幼い頃の夢は、やはりバレエダンサーだったんでしょうか?

 そうですね。あまりにレッスンが辛くて泣いたこともありますけど、やっぱり好きじゃないと、11年も続けられないです。

 だから、全力で楽しんでいましたし、小さいながらも賞のようなものをいただくことで、いつの間にかプロのバレエダンサーを目指すようになっていました。