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美智子さま 椅子におかけになるご様子に変化が

 2泊3日の日程で、上皇ご夫妻は孝明天皇陵と明治天皇陵にそれぞれ退位の報告をされるため、京都市を訪問された。6月12日のご参拝に際して、美智子さまは手すりにつかまって階段を上られ、拝礼された一幕もあった。6月13日、JR東京駅へ到着した東海道新幹線の臨時専用列車から降車される美智子さまの足取りは、とてもゆっくりとしたものだった。

6月13日、JR京都駅から帰京される上皇ご夫妻 ©時事通信社

 上皇が退位された後、間近で美智子さまのご様子を拝見する機会のあった関係者が語る。

「美智子さまは、とても穏やかな表情を浮かべられていました。談笑されている時は、少し背を丸めるようにして体全体で笑われていて、皇后陛下でいらした頃には拝見したことがないほど、リラックスされていたようにお見受けしました。やはり隠し切れないオーラはおありなのですが、ピンと緊張感が漂うご様子ではなく、皇后陛下としての務めを無事果たされて、やっと肩の荷を下ろすことができたというような、とても柔和な雰囲気でした。

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 これまで美智子さまは、背もたれに寄りかかるようにして椅子におかけになることはほとんどなかったと思うのですが、この時はスッと姿勢を正されながらも背中を付けてお座りになっていたことに驚きました」

©JMPA