初夏の陽気となった5月4日、天皇陛下の即位をお祝いする一般参賀が行われた。天皇皇后両陛下のお姿を拝見して、雅子さまが鶸(ひわ)色のドレスをお召しになっていたことに目を奪われた。
太陽のような明るい印象
少し黄緑色がかったこの色はトレンドでもあり、光の加減ではカナリアイエローにも見える。1993年1月の婚約内定記者会見や、ご結婚後はじめて臨まれた1993年12月の一般参賀でのお召し物を思い起こした。何か「新しいこと」を前にされた時、雅子さまがお選びになる色なのかもしれない。見る人に、太陽のような明るい印象を与えるお召し物だったのではないだろうか。
両陛下をはじめ、皇族方が揃って並ばれているご様子は、色どりが美しく、きれいな花々が咲きほこっているような春らしさを感じさせた。賑やかで、心わきたつ雰囲気を演出されていたと思う。女性皇族は全員お帽子をお召しになっていて、より一層華やかさを感じた。
令和で最初となる一般参賀は午前10時から始まり、天皇陛下と皇族方は皇居・宮殿「長和殿」のベランダに計6回立たれた。来場者は計14万人以上に上ったという。