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『なつぞら』草刈正雄が予告する“最終回直前”の「ウッと涙がこみあげたシーン」

『なつぞら』草刈正雄が予告する“最終回直前”の「ウッと涙がこみあげたシーン」

「あんなことって、なかなかないですねえ……」

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「涙するような場面ではなかったはずなのですが……」

 視聴者の心に残る、泰樹の登場シーンは数えきれない。戦災で孤児となった幼いなつに、泰樹が「堂々と、ここで生きろ」と仕事の心得をときながらアイスクリームを一緒に食べる場面。東京に駆け落ちした孫の夕見子を迎えに行き、ろくでなしの相手の男を殴り、そして「一緒に帰るべ」とぶっきらぼうに声をかけるシーン。なつから結婚を告げられ号泣する姿……。

 そして、これから最終回に至るある回でも、忘れられない撮影があったという。

 

 草刈さんが忘れられない撮影とは、『真田丸』では夫婦役として共演した高畑淳子さん演じる、十勝の菓子屋「雪月」のおかみさん・小畑とよと、長い台詞を交わす場面だ。泰樹ととよは、同じ北海道開拓者の一世として、苦楽を共にした間柄だ。

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「特に涙するような場面ではなかったはずなのですが、これまでの人生がどこか思い出されるのか、ふたりともこみ上げるものがありまして……。台詞をいっているうちに、ウッと涙がこみあげて、引っ込んで、またこみ上げて。あんなことって、なかなかないですねえ……」

 

  実際にどのようなシーンになっているのか、ファンには見逃せない“神回”になりそうだ。

文藝春秋10月号

「文藝春秋」10月号では、『なつぞら』の撮影秘話、デビュー以来、貼られ続けた二枚目のレッテルに反発した20代、舞台で学んだこと、そして、家族への思いなどについて語った草刈正雄独占ロングインタビューを掲載している。ドラマとあわせて、ぜひ楽しんでほしい。


連続テレビ小説『なつぞら』
NHK総合 毎週月~土曜日 午前8時~8時15分 ほか

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