1ページ目から読む
2/3ページ目

「次の首相にふさわしい」政治家4位 河野防衛相

 次に注目は河野太郎防衛大臣。SNSでの発信力も評価されている。

 読売の世論調査「次の首相にふさわしい自民党の政治家」(9月16日)では1位小泉進次郎、2位石破茂、3位安倍晋三。河野氏は菅官房長官と並んで4位。

「河野氏は外相時代に、ツイッターの投稿などで知名度が上がった」(読売・同)。めでたい。河野大臣はニンマリだろう。しかし大臣には以前からこんな話題がある。

ADVERTISEMENT

「公人がブロックOK? 河野外相ツイッター閲覧妨害」(東京新聞7月20日)

河野太郎氏 ©文藝春秋

 この記事は前回の当コラムでも紹介したが、SNSで今あらためて「河野大臣とブロック」が話題になっているのだ。

 河野大臣はクソリプを送ってきた人だけでなく、自分に批判的なツイートもエゴサーチして見つけて多くの人をブロックしているらしい。

 東京新聞の記事には「憲法学者『知る権利の侵害だ』」とある。大臣のツイッターは私的情報だけでなく公式情報も発信しているので大臣がブロックするのは「知る権利の侵害」というのだ。

SNSの情報発信を「使わない手はない」

 実は今週、まさにこのことを考えさせる記事があった。

「防衛省・自衛隊 SNS発信強化 河野氏就任で弾み」(日本経済新聞9月16日)

 防衛省・自衛隊がSNSを使った情報発信を強化。ツイッターやインスタグラムを次々更新し、災害時の復旧支援の様子や部隊の活動状況を報告しているという。

《被災者の情報収集に役立てるとともに自衛隊を身近に感じてもらう。》(日経・同)

河野太郎氏のツイート

 注目は次のくだり。

《防衛省・自衛隊はツイッターでフォロワーを99万人抱える河野防衛相の就任に期待をよせる。河野氏も「自衛隊の活動や安全保障政策について(SNSの)情報発信を織り交ぜたい。使わない手はない」としている。》