ラジオ番組を無料でダウンロードして聞けるアプリ「ラジオクラウド」が登場。TBSラジオや文化放送、ニッポン放送、毎日放送、ラジオ大阪など民放十一局が参加してスタートした。
「ラジオが聞けるアプリとしては既に『radiko(ラジコ)』が有名ですが『ラジオクラウド』の強みは、ピンポイントで番組が楽しめる点。番組はコーナーごとにリスト化され、聞きたい部分だけを何度でも楽しめる」(利用者)
倍速再生やスキップ再生にも対応し、スリープタイマーも実装という高機能ぶり。普段は聞けない地方のラジオ局が楽しめる点も魅力と言える。
「気になるラジオ番組があっても、リアルタイムでは聞けないという人も多い。その点、このアプリなら過去の放送もさかのぼって聞けるのは大きな利点。権利関係の問題で一部がカットされている番組もあるが、全番組CM無しで快適に楽しめる」(同前)
TBSの主導で始まったこのアプリは、現状では他局の番組数が少ないのがやや気になる。しかし、『森本毅郎・スタンバイ!』や『荒川強啓デイ・キャッチ!』等のニュース系番組のファンから絶大な支持を集めている模様。
一部で苦戦も伝えられるラジオ業界だが、アプリを通じラジオの面白さに目覚める人が増えることを期待したい。
【俺の評価】テレビと比べると聴き手との間に“親密さ”を構築しやすいのがラジオの強み。利用者の興味や関心に合わせた音声広告を番組に挿入し、収益化を図っていく試みも始動しているという。
●無料/対応OS:iOS、Android/リリース元:Hakuhodo DY media partners Inc. 放送でオンエアされないオリジナルコンテンツなども用意