“みどりで、つながる”を合言葉に利用者数を伸ばしているアプリが「グリーンスナップ」。外出先や室内の気になる植物の写真を投稿し、ユーザー同士で「いいね」し合うというコンセプト。春になり新規のユーザーも急増中というが、その理由の一つが「名前の分からない植物の名前を教えてもらえる機能」という。
「写真に『名前を教えて!』タグをつけて投稿すれば、すぐに別のユーザーが教えてくれる」(利用者)と聞き、半信半疑で道端の黄色い花の写真を投稿してみたところ、五分ほどで「カタバミですね」との回答が得られた。
累計六十万枚の写真を収録するこのアプリには、毎日二千枚の投稿があるといい、事実、ユーザー同士の交流はかなり活発な模様だ。
アプリ内では「春を感じる花」や「山野草」「桜」といった写真コンテストを定期的に開催。「食虫植物」や「多肉植物」といったテーマでも豊富な写真が投稿されている。
「好みの合う人や同じ植物を育てている人と手軽につながれる。スマホで撮影されたリアルな植物図鑑としても活用できる」(同前)
「素敵なサクラの写真を撮るコツ」といったオリジナルの記事も充実。スマホを入り口に植物の良さに目覚めるのもいいかもしれない。
【俺の評価】フェイスブック等が一般化する中で次の成長ジャンルとして期待されるのが、本アプリのような“ニッチなSNS”。国内のガーデニング市場は近年成長が続き、市場規模は二千億円を突破したとのデータもある。
●無料/対応OS:iOS、Android/リリース元:Allied Architects
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