“受験生の神アプリ”としてTVでも紹介され、先日はiTunesの教育無料部門でランキング一位を獲得したのが「i-暗記シート」。学生時代、教科書にマーカーを塗り、赤い暗記シートで覆って勉強した方も多いと思うが、その機能をアプリで実現した。
「マーカーで塗った文字をスマホのカメラで撮影すると、暗記シートで覆ったのと同様にその文字が見えなくなる。これまで学習した参考書などをそのまま活用でき、非常に便利です」(利用者)
撮影した画像はスマホの画面下部にシートで覆われた状態で表示され、画面を上にずらすとシートが外れる仕組み。アナログな暗記シートをデジタル化した操作感だ。
「従来の暗記シートは目を凝らすと答が透けて見えるが、このアプリの場合はデジタル加工でほぼ完璧に消える。覚えられなかった箇所をチェックして、効率的に学習を行なうことも可能です」(同前)
このアプリを開発したのは、「会社に勤めつつ空いた時間にアプリを作っている、サンデープログラマー」という男性。三年前の公開からじわじわと支持を広げ、先日ついに二十万ダウンロードを突破した。学生に限らず、かつて暗記シートで勉強した中高年世代もTOEIC等の試験対策用に、活用してみたいアプリと言えそうだ。
【俺の評価】文具メーカー大手のぺんてるも、アプリと連動させて使用する専用ペンを発売するなど、にわかに活況を帯びているのがこの分野。受験生のスマホ活用はますます進みそうだ。
●無料/対応OS:iOS、Android/リリース元:DAISUKE KAWAMURA
10ファイルまで無料。それを超えて使用の場合は課金(240円~)が必要