多様性は「あうんの呼吸」では成立しないことがポイント
まず考えられるのが「高い技術、日本人がどう努力しても得られなそうなフィジカルを持つ選手」、「強豪国・ニュージーランド出身のジョセフ・ヘッドコーチの知見」だが、
《そういったわかりやすいものに加えて、日本ラグビー協会の前男子15人制強化委員長の薫田真広(53)は「プレー精度の高さ」をあげる。》(日経・同)
島国の日本はいわゆる「あうんの呼吸」でコミュニケーションが成り立つ。
《これに対して移民なども多い欧米では、何事も言葉できちんと説明する必要がある。「実は『あうん』では細かいことを詰められない。外国人が入ると、必ず言葉にして、数値化、視覚化するコミュニケーションをとるようになるので、プレーの精度があがる。それが今の代表の強さ」と薫田は説明する。》(同)
なるほど、多様性はきちんとした説明ができなければ成立しないのか。日本の各分野にも大事な説明をいただいた思い。
海外チームがタトゥーを公共の場で隠す理由
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「熱い思いタトゥーに」(東京新聞10月4日)
日本代表の海外出身選手が伝統文化として入れるタトゥー(入れ墨)には「家族への愛、両親への感謝」などさまざまな思いが込められているが、「日本ではよくないイメージがあり、ない方が温泉にも入りやすいから」という選手もいる。
《タトゥーは日本で反社会的勢力と関連づけられ、海外チームは公共の場で隠すなど配慮する。(略)海外文化に敬意を払うと同時に、選手の熱い思いを知れば理解はより深まるはずだ。》(東京・同)
盛り上がりをみせるラグビーワールドカップ。タトゥーを体に施した多くの海外選手やファンが訪れています。日本の温泉や銭湯では「入れ墨」の客はNGだったはず・・・どんな対応をしているのでしょうかhttps://t.co/Oj03RjqhhV
— NHKニュース (@nhk_news) October 1, 2019
なんかラグビーW杯を通じていろんなことを考えるきっかけになりそう。ちなみにこの東京新聞のコーナータイトルは「やかんの水を飲みながら」。
あ、そういえばラグビーの「やかんの水」って今どうなってるんだろう。子どもの頃に見たドラマ「スクール☆ウォーズ」(1984年)で印象深い人もいるだろう。私もそうだ。