ラグビー日本代表、サモアを破る。翌日は一般紙でも読売、朝日、毎日、産経が一面トップ(6日)。
デイリーも「王手」を一面に?
スポーツ紙はスポニチ、ニッカン、報知、サンスポ、トーチュウは8強に「王手」と一面で伝えた。つまりデイリースポーツを除いてみんな同じ。そのデイリーも「王手」を一面にしていた。
「ファイナルS 王手 北條」
阪神である。CSファイナルステージ進出に王手。阪神推しのデイリーとしては当然だろう。とにもかくにも「王手」がスポーツ紙全紙で揃った日だった。
「地域の祭り」を思い出すラグビーの心地よさ
さて、ラグビーについて語られるときには「多様性」というキーワードをよく見る。まずは東京新聞。
「多様性で世界に挑む」(8月30日)
今回のW杯日本代表31人中、海外出身者は15人。代表資格には「3年継続して当該国・地域に居住」とか「通算10年以上当該国・地域に居住」などもある。
「五輪などの『国籍主義』に対し、ラグビーは『所属協会主義』といわれる」(東京新聞・同)
ラグビーを見ていての心地よさはなんだろうと考えていたら「地域の祭り」を思い出した。神輿を担ぐ人がいればその周りで見物する人もいる。みんなでワイワイやるがその共通項は近所に住んでいるということぐらい。ゆるやかな心地よさ。「国」も大事だけどもっと身近な「地域」の楽しさ。
日経新聞の「多様性が育んだ一体感」(10月3日)には今回の日本代表の強さとは何かという解説があった。