悠仁親王の成年会見が3月3日に行われた。民法の改正で成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことから、天皇家の長女である愛子内親王が2022年3月に20歳で成年会見を行ったときよりも2歳若く会見を行ったことになる。
天皇ご一家の仲の良さが浮かびあがる、愛子さまの成年会見
その愛子内親王の成年会見では、家族を語ったエピソードが話題となった。両親である天皇・皇后は「私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っているときは自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような、私がどのような状況にありましても、一番近くで寄り添ってくれるかけがえのない有り難い存在」であると、愛子内親王はまず述べた。
さらには、静岡県下田市にある須崎御用邸の海でサーフボードを浮かべてそこに3人で座る挑戦をして全員で落下した思い出など、これまでに知られていなかった家族のエピソードを話した。天皇や皇后、そして娘の内親王が私たちと変わらないどこか普通の家族のようなあり方でいること、さらには彼ら自身が公的な場面とは違ったほのぼのとした側面もあることを示したのである。
「日頃から、家族では、その日にあった出来事などいろいろな話をいたします」という愛子内親王の言葉からは、天皇一家の仲の良さが浮かびあがる。愛子内親王の成年会見はそうした雰囲気がにじみ出ており、だからこそ愛子内親王とともに、天皇・皇后も含めた天皇一家への人々の支持はより高まった。
一方、悠仁さまの記者会見では…
一方、今回の悠仁親王の成年会見はどうだったのか。同じように家族のエピソードは出てきた。父親の秋篠宮が几帳面な性格で、卵料理を作ってくれるときにはそのかたさにこだわる側面があること。母親の紀子妃は庭の果実を使ってシロップやジャムを作っていること、高校の花壇を整備するボランティアに参加して緑に触れる機会を楽しんでいたこと。姉である小室眞子さんや佳子内親王は世話をしてくれたこと。さらに、御料牧場に家族で行ったときには、イチゴを収穫して一緒にパフェを作ったこと。
悠仁親王の会見での家族のエピソードは、野菜や果物、食に関するものが多く、生物に興味がある彼らしい側面が出ていたと言えるだろうか。