文春オンライン

皇后雅子さま とばりが開いた瞬間“緊張の表情”と「イメージより高いお声」

2019/10/22

genre : ニュース, 社会

note

雅子さまのご自身のお言葉とファッションの関係

 あれから26年。長期療養中の雅子さまが皇后陛下になられた時、本当に御帳台へお立ちになったお姿を拝見できるのだろうか、と思いながら取材を続けていた日々もあった。今日の両陛下のご様子から、ずいぶん時間が経ったことを実感した。

 断片的ではあるが、雅子さまのお声が報道されることも次第に増えてきた。例えば9月7日、全国豊かな海づくり大会に出席されるため、秋田県を訪問された天皇皇后両陛下が、秋田県動物愛護センターを視察された時のことだ。

秋田県動物愛護センターを視察された天皇皇后両陛下 ©時事通信社

 天皇ご一家は、保護犬である柴犬の「由莉(ゆり)」を飼育されている。雅子さまは、小型犬シーズーに「みよちゃん、行きますよ」と呼びかけながら歩かれた。かつて記者会見でお話しになっていたイメージより高く、柔らかな印象のお声だった。その後、子供たちと一緒に会話をされる中で、雅子さまは「犬飼っているの。大変だったね」と声をかけられていた。陛下が由莉の写真を取り出されて、「飼っているんですよ、僕も」とお話しされる場面もあった。

ADVERTISEMENT

天皇皇后両陛下 ©JMPA

 雅子さまご自身のお言葉による発信はまだ少ないこともあり、現在はよりファッションに注目が集まっているとも言える。ご成婚当初は、雅子さまによく似合うビビッドカラーのスーツやドレスをお召しになっていたが、お出ましの機会が限られていた時期はダークトーンが中心だった。これからはご自分がお召しになりたいものを、お気に入りのデザインで、どんどん取り入れられるだろう。雅子さまらしい「発信」を期待している人は多いはずだ。

皇后雅子さま とばりが開いた瞬間“緊張の表情”と「イメージより高いお声」

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー