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「ロッテの優勝パレードに寄って行こう」

 そして佐々木が小学3年生だったその3年前の2010年には東京ディズニーランドに遊びに行った帰りに「ロッテの優勝パレードがあるらしい。めったにそのような場面に遭遇することはないから、寄って行こう」と家族で決め、幕張入り。残念ながら日本一パレードは終わっていたが日本一に酔いしれる球団の余韻を楽しむことができた。ちなみに佐々木本人はこの時、オフィシャルストアに立ち寄りグッズも購入している。

 思わぬ縁で結ばれていた令和の怪物と千葉ロッテマリーンズ。千葉で行われていた秋季練習を欠席してまで直接、会いに来た井口監督も珍しく興奮した表情で第一印象を語った。なによりの期待の表れだった。 

「目力もあったし、内に秘めたるものを感じた。目指して欲しいのは日本一の投手。球速もまだまだ出ると思う。その先のステージも含めて目指して欲しい」

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 指揮官がまだ現役だった2010年、マリーンズ日本一の年にマリンを訪れ、13年にはロッテが協力する形で行われた復興支援大会でマウンドにも登り、当時のエースと写真撮影を行った佐々木。令和の怪物は数奇な運命に導かれるように人生の歩を進めている。多くの期待と注目が集まる中、運命の道はこれからどこへと向かい進むのか。ワクワクが止まらない。

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)