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消費者が求めているのは「ワンストップサービス」

 このように、若者はお金をかけずにITサービスを、シニア層や経営者は対面で手厚いサービスを、と求める先は違うもののどちらも「1カ所で必要な金融サービスをすべて済ませられる=ワンストップサービス」を望んでいることが分かります。

 最新のテクノロジーを駆使することによって、誰しもが安価なファミリーオフィスサービスやプライベートバンカーによるアドバイスをロボットによって受けられる未来も考えられるのです。銀行員や士業としてはロボットに取って代わられるかもしれない脅威があります。

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 現在、富裕層向けサービスは多くの金融機関で伸びており、シニアや経営者向けにより専門的で良質な総合サービスを行えるかが生き残りの鍵となるのではないでしょうか。

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 ファイナンシャルプランナーとしては、昨今の激変から強い焦りを感じます。一人一人がロボットにできない強みを今から真剣に考えていく必要がありそうです。現在は生命保険や不動産など大きな金額のモノやサービスをAIロボットに相談をして買いたい、という人は少ないです。また、契約書が必要で金額が大きい取引に関してはネット上だけでは完結しないようになっている場合が多いです。

 しかし、このような商習慣や人々のマインドも変わる可能性もあります。店舗で試着をするのと同じように、人と話すのは最終確認だけ、あるいはコミュニケーションを取るためにという時代が到来するかもしれません。