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“パパ活女子大生”が50代会社役員と「キモいけどバカほど酔ってヤる」のはなぜなのか?

デート1回あたり10~20万円の“お手当”がもらえる

2019/12/21
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体の関係に発展するケースも多い

 パパ活という言葉が世に出たのは、2015年のこと。もともと、ある交際クラブがインターネットで女性会員を集めるために使い始めたものだ。「婚活」「就活」といった言葉から連想し、女性が気軽に登録できるような言葉を編み出した。

 それが肉体関係を連想させない明るいイメージだったこともあり、ネットを通じて広まったが、実際には、肉体関係に発展するケースも多い。パパ活をする若い女性の間では、肉体労働からの連想と思われる「ドカタ」という隠語が使われるケースも見受けられる。

©iStock.com

 また、男性側からすれば、少なからぬ金銭を提供するのは肉体関係を目的とした場合が多く、必ずしも実態に即したものではない。前出の優子さんも、取材に対して恋愛経験が少ないと恥じらっていた一方、これまでに4人のパパと体の関係まで至っているという。

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「昭和生まれの男性のがめつさに惹かれます」

 今春大学を卒業したばかりの菜月さん(23)は、大学時代にパパ活をしていた。同世代の男性との付き合いについて取材開始直後に尋ねると、こう答えた。

「今どきの男の子って、自分を格好良く見せるのにお金を使わないじゃないですか。私は昭和生まれの男性のがめつさに惹かれます」

©iStock.com

 昭和生まれの男性たちが聞いたら小躍りしそうな、パパ活の模範解答のような言葉だ。

 しかし取材が進むうち、別の本音がのぞいた。会社役員だという50代の既婚者パパとのセックスに話が及んだ時のことだ。