今年3度目のNHK「紅白歌合戦」出場を果たす韓国の9人組女性アイドルグループ、TWICE。その舞台を間近に控えて、メンバーが相次いでファン絡みのトラブルに巻き込まれている。
12月8日にはリーダーのジヒョ(22)が、空港で押し寄せるファンに倒され負傷する事故が発生。続いて翌9日に持ち上がったのが、メンバー・ナヨン(24)の “外国人ストーカー” 騒ぎだ。
ストーカーと目されているのは、ナヨンが世界の全てだという熱狂的ファンのドイツ人青年。SNSなどでの言動がストーカーじみているとしてファンに騒がれ、TWICEの所属事務所JYPエンターテインメント(JYPE)の知るところとなった。JYPEは9日、「可能な法的対応を全て要請し、当該アーティストの警護を行う」「ファンの方々の積極的な情報提供をお願いする」などとする声明を発表。12月19日には、実際に警察が事務所や宿所周辺のパトロールを強化するなど対応に乗り出していることが報じられた。
ドイツから2度訪韓、長期滞在して自宅探し
問題のドイツ人青年は10月23日、韓国・ソウル市からYouTubeに自撮り動画をアップ。2週間ほど前にドイツから韓国を訪れ、ナヨンにプレゼントを手渡して話をするために居場所を探して回っていると告白した。青年は韓国語がほとんどできず、英語もやや不自由だが、最近までナヨンが住んでいたマンションに辿り着いたという。
青年は結局ナヨンに会えず、12月から1月にかけてまた来ると言ってドイツに帰国。そして言葉通り、12月8日にTwitterで「韓国に戻ってきた」と投稿した。ほどなく自分がストーカーとして報道されていることを知り、13日にTwitterで「ネット報道の90%はフェイク」などと主張。またこの間に所属事務所と何かあったらしく、19日以降はJYPEを批判するツイートを繰り返している。一方でYouTubeでは「彼女が自分を必要としないと言うなら、それを尊重してドイツへ帰る」と言いつつ、まだプレゼントを手渡して話をすることは諦めていない様子だ。