てれびのスキマがおすすめする「連休、一気に観たい連続テレビドラマの名作」

2017/04/30

『真田丸』好きには見てほしいーー『新選組！』(2004年 NHK)

　昨年、『真田丸』に夢中になった人には是非見て欲しい大河ドラマ。もちろん脚本は三谷幸喜。香取慎吾、山本耕史、藤原竜也、中村獅童、オダギリジョー、そして堺雅人……と、当時の若手有望株がズラリと揃うキャストも壮観ながら、何と言ってもその群像劇は青春の瞬きそのもの。後半になるにつれ「死」の匂いが充満し、ストーリーは重くなっていきますが、そこは三谷脚本。しっかりと笑いも入れてくれ、それが一層涙を誘います。

奇跡の座組での「3億円事件」ーー『悪魔のようなあいつ』(1975年 TBS)

「3億円事件」をモチーフにし、その時効成立の年に放送されたドラマ。エンディングではリアルタイムに「時効まであと○○日」とカウントダウンされました。その犯人役に沢田研二。そして、原作・阿久悠、脚本・長谷川和彦、演出・久世光彦という奇跡のような座組。事件のサスペンス的要素もさることながら、沢田研二の裏の顔がコールボーイという設定で、彼に思いを寄せる藤竜也らとともに背徳的な色気を強烈に醸し出している幻の傑作！

若き星野源の怪演に注目！ーー『アキハバラ＠DEEP』(2006年 TBS)

　数多くの深夜ドラマを手がけた大根仁。その中でも個性的な一本。『逃げ恥』で世間的にも大ブレイクした星野源もメインキャストとして出演。若き星野源の怪演も大きな見どころのひとつです。キャストは他に風間俊介、生田斗真、小阪由佳、松嶋初音、日村勇紀ら。ちなみに星野がラジオで日村の誕生日ソングを毎年贈るほど仲良くなったのもこのドラマがきっかけです。敵役の北村一輝のシャアコスプレと奇人演技も一見の価値アリ！