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「世間をお騒がせしていることや、被害者、家族の方には本当に申し訳ないと思っています。警察もまだ捜査の途中みたいで、詳しくお話できません。詳しくは弁護士先生とお話をしてください」

 代わって、担当する弁護士が説明した。

接見した弁護士には「足を蹴ったつもりだった」と……

写真はイメージカットで本文とは関係ありません ©iStock

「接見のとき、彼は『足を蹴ったつもりだった』と言葉少なに話していました。それが子供の足のことを言っているのか、それともそういう判断ができなくて大人の足なのかは分からない。問い詰めると呼吸が苦しくなる感じになってしまった。ただ『足』ということは言っていて、『腹』という認識はなかった。

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 彼は発達障害を患っているんです。1999年に療育手帳、2013年に障害者手帳2級を取得しています。感情のコントロールができず、音に対して反応してしまったようです。以前には物に当たることがあったけど、人に当たるのは初めてだと家族から聞いています。子供に向かって、『うるさい、黙れ』ということで蹴ったわけでなく、反射的に蹴ってしまったのだと思います」

 2歳児は救急搬送をされ、幸い軽い怪我で済んだとはいうが、心の傷が残らないことを祈りたい。

逮捕した池袋署 ©文藝春秋

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